Webセミナー:移動時間不要で双方向~ デジタル・ツール紹介その4
これまでのデジタル・ツールご紹介で、Face to FaceではないB to Bセールスの手法として、営業個人のWebページ、チャット、Web会議機能による画面共有をご紹介しました。
これらはすべて、営業担当者の個人用ツールとして位置づけられています。
Web会議機能による画面共有のご紹介においては、サイト来訪者(お客様)とその場で即席の製品説明会を行うことができるとお伝えしました。
今回ご紹介するのは、それと類似の機能を用いたマス向けのWebセミナーです。
WebセミナーはWebinar(ウェビナー)とも言われています。文字通り、Webを利用したセミナーのことです。
似たような形態にWebCastというものがありますが、これはどちらかというとテレビ番組やビデオ放映のような、一方通行な画像・音声の配信です。Webセミナーは、双方向の機能を持っていることが特徴です。Webセミナーの機能は提供者によって違いがありますが、ここではIBMのケースをご説明します。
通常は画面上でPower Point等のプレゼンテーションを映し、講師が順次ページを進めていきます。途中で動画を流すこともあります。事前に特別なソフトウェアをインストールする必要はなく、ブラウザさえあれば大丈夫です。講師の説明音声はネットワークを経由してPCで聞くか、電話回線から聞くかのどちらかの方法となります。
説明中に疑問があれば、画面上で「挙手」をして講師に質問を投げかけることもできます。声を出して質問するのは躊躇されやすいですが、質問内容は質問者と講師のみが見られる仕組みのため、積極的に質問をしてもらいやすくなっています。最後にアンケートをとって、お客様の理解度を確認することも可能です。
Webセミナーの最大のメリットはなんといっても移動時間と交通費がかからないことです。
一般的なセミナーでは、特定の会場にきてもらう必要があります。どうしても東京や大阪といった拠点都市のみでの開催となりがちで、遠隔地に勤務している人は参加しづらくなってしまいます。また、開催都市に勤務していたとしても、多忙な業務の合間を縫っての参加となりますので、移動時間を確保するのは容易ではありません。
そういった悩みを解消してくれるのがWebセミナーです。
自席のPCから参加することができますので、会場形式のセミナーと比べてはるかに多くのお客様に参加してもらえます。また、主催ベンダーとの面識がない、接点がないという場合でも、参加の敷居が低く感じられるのではないでしょうか。
お客様訪問をしないタイプの営業部門であるインサイドセールスでは、デジタルセリングのひとつの有効なツールとしてWebセミナーを活用しています。
まずはWebセミナーに参加いただいてからわからないことがないかを別途フォローしたり、逆に、少し製品の知識があるお客様に対して、理解を深めてもらうためにWebセミナーに参加いただいたりと、様々な活用方法があります。
リンク先には直近のWebセミナーの一覧が掲載されています。
関心のありそうなテーマがありましたら、お気軽にご参加ください(4月からのテーマは前回記事にも関連の深いセキュリティソリューションです)。