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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

コードのチカラで自然災害に立ち向かえ! 〜 Call for Code

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西日本を中心に甚大な被害をもたらした今月の豪雨を例に出すまでもなく、近年、様々な自然災害が発生しています。地球温暖化の影響なのでしょうか、その数は年々増えていっているように感じます。
自然災害は気象に起因するものですから、その発生をコントロールするのは難しいでしょう。ダムや堤防等のハード面を強化しても、そこには限界があります。近年では、災害発生後のソフト面を強化すべきという声も多く聞かれます。

自然災害に対してテクノロジーでできることはないだろうか。そうした観点で始められた取り組み、「Call for Code」をご存知でしょうか。
IBMは今年5月に、パートナー団体とともにCall for Codeという取り組みを発表しました。これはディベロッパーが最新の技術を駆使し、コードで世界にポジティブな変化を与えるためのイニシアチブです。IBMはこのイニシアチブに5年間で3000万ドルを投じることを表明しています。

このイニシアチブの一環として、コードを書いてイノベーティブなITサービスを開発し、自然災害の防止、軽減、対応策の改善に貢献しようとするコンペティション「Call for Code チャレンジ」が現在開催されています。
これは18歳以上のディベロッパー、デザイナーであれば誰でも参加可能です。個人としてでも5人までのチームとしてでも構いません。優勝チームには20万ドルが贈られます。
IBMのクラウド基盤(PaaS)である「IBM Cloud」にデプロイされて動作すること、 5つ以上のIBM Cloudサービス(API含む)を使用していることが条件です。
今ならThe Weather Companyのデータも使えます。

関連サイトでは、AIやクラウドなどのアプリ開発に役立つサンプルコードを公開しています。またCall for Codeに関する情報交換ができるサイトもあります。
締め切りは9月28日です。夏休みを使ってじっくりと取り組むとしても、まずはエントリーをお願いします。

あなたの知恵とテクノロジーで自然災害の軽減に貢献してみませんか?

Call for Code
https://developer.ibm.com/jp/callforcode/

関連サイト
Code Patterns

参考サイト
自然災害救援のために開発者ができること。「Call for Code 2018」
Call for Codeへ参加するための手順

IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

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