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ここ数年は、読んでいる本の気になるところは、その場で本の角を折っていた。犬の耳(ドッグイヤー)と言うらしい。個人的には、本に折り目を入れることは、本当に心が痛む。しかし、その痛みがあるからこそ、記憶に留める真剣さが生まれる。そういう習慣に関して、他人に話をすると、いろいろと賛否両論出てくる。異を唱える方の意見の方が本に対する愛情を感じるので、ここ1週間は付箋を使って、ドッグイヤーを止めてみた。

過去から続いている行動を変えると意識が変わる。今回も、ドッグイヤーを止めることで、心の傷は減って、より安らかな気持ちになった。やはり記憶の止まり具合は落ちるが、本を傷つけていない心地良さがある。デメリットは、付箋を常時持ち歩くのは結構大変なことくらいである。

やらないことリストの話もあるが、惰性で続いている行動を変えてみるのが手っ取り早い。変えてみて、どっちが気持ちいいか判断してみればいい。そういうことを意識していないと、惰性が心地良さを遮断してしまう。やってみての心地良さを重ねていくことが、自分らしさに近づく最善手だと思っている。

tsuji2005

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辻 俊彦

辻 俊彦

ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

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