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働く意味 2008/01/09 BOOKS

ホームレス経験もあるオウケイウェイヴ・兼元社長のメッセージは、とてもユニークです。

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働く意味

仕事の目的は「キレイゴト」でなくてはならない。だって自分の人生の多くを使うのだから、意味と価値がなければ一生懸命になんかやれないと思う。(4ページ)
本気になれるものをつかむこと、これこそが働く意味や人生の中での仕事の意味を明確にしてくれると思います。
すると仕事の基本とは、他人に喜んでもらう、ということになる。僕がここで大事だと思うことは、他人が喜ぶと同時に、そのことで自分も喜ぶことだと思う。仕事をするとは、自分が、周囲から必要とされる、褒めてもらえる仕組みを作ること、すなわち、周囲との関わり方を決めることだ。(15ページ)
仕事の基本はやはり「他人のため」だ。真心をこめて人の役に立つことが、結局は自分のためになると思う。(34ページ)
仕事のできる人は、他人の喜びを自分の喜びに出来る人だと思います。利己だけの人は、協力を得られません。所詮、一人でできることは、たかが知れています。協力を得て大きなことを達成するには、利他の心が欠かせません。
逆説的だが、人間はうまくいかない状況を求めているのではないだろうか。何もかも望み通りになる世界はかえってつまらないと思う。(中略)うまくいかないからこそ乗り越える楽しみがあり、そのために努力したり工夫したりする。(58ページ)
正解のない世界では、理不尽なことやどうにもならないことが間々あります。それを楽しめるか否かで、社会に新しい価値を提供していけるかどうかが決まっていくような気がします。
掃除という労働はその人の心まできれいにする働きがある。負のスパイラルから抜け出せない人は徹底的に大掃除をしてみるといい。(66ページ)
3児の父親でもある兼元社長は、毎朝子どもとトイレ掃除をしているそうです。きれいになったと思う気持ちが、いい効果をもたらすことは多くの人が認めています。
アルビン・トフラーの「富の未来」には、次の時代は資本主義経済とボランティア経済が緩やかな融合を果たすと書かれている。生産者消費という概念が提示され、個人が生産しながら消費する生き方を予測している。(104ページ)
知識のやり取りの場として、自らのビジネス(Q&Aサイト)を位置づけられています。
ほんとうに好きなことがあって、それをやることが他人の役に立ち、周囲から認められ、喜ばれる。そういう仕事をすることが人間の幸せではないだろうか。(178ページ)
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辻 俊彦

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ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

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