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2007年12月3日 » |
任天堂とNTT東西の提携で、ネット(+ゲーム機)とテレビとの主導権争いがより鮮明になってきた感じです。
ゲーム機は「テレビ放送」そのものと闘いを始めた
なにしろ多くの方は、自宅に帰ったとき、無意識のうちにテレビの電源を入れている。「よし、あの番組を見よう!」と決意していなくとも、ふと電源を入れ、「何か面白いものやってるかな?」と番組を選択している。テレビ放送というのは、そこまで普遍化した娯楽になっているのですね。的確な指摘だと思います。起きたらまずテレビ、帰宅したらまずテレビ、というのは、習慣化されていると思います。普及して10年にもならない携帯も(テレビとタイミングを棲み分けて)同じようなツールになりつつあります。
デジタルエンタテインメント業界が目指しているのは、ユーザーが帰宅すると、ふとゲーム機の電源を入れてしまう――といった未来です。特定のゲームをやろうという意思もなく、ゲーム機の電源を入れてくれるようになれば、ゲーム機のビジネスチャンスは大きく広がると思います。テレビ放送がつまらなくなったと言われるなか、まずはゲーム機という習慣が現実化するのは、意外と早いのかもしれません。
11月26日からスタートした「みんなのニンテンドーチャンネル」にも、その傾向が強くうかがえます。これはソフトのプロモーション映像を眺めたり、ニンテンドーDSの体験版ソフトをダウンロードしたり、ゲームソフトの評価などを行える総合チャンネルなのですが、ぜひ、しばらく操作せずに放っておいてみてください。自動的に「任天堂がもっとも見せたい映像」が流れ始めます。画面に見入るのではなく、ながら視聴が可能なコンテンツは、まさしくテレビと同じポジションを獲得できると思います。Wiiは、家族で楽しむというコンセプトで、TVのCMもそういう姿を映し出していました。ニュースや天気予報など欠かせない情報が流されていれば、テレビ画面を占有するのはテレビ放送ではなくゲーム機が提供するコンテンツになっていくのかも知れません。デジタル放送化で変わるテレビ放送の内容の進化同様、今後がとても楽しみです。
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