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2007年12月1日 » |
社会起業家という観点からも、マザーハウスさんの取り組みはとても興味深かったです。
途上国から世界に通用するブランドへ――マザーハウス
「途上国“から”つくる」と「途上国“で”つくる」とではまったく違うのである。現地生産を通じた経済的な自立を支援するゆえに、マザーハウスは「から」を理念に置いている。しかしそれが大資本のSPAでは「で」となる。途上国と先進国という経済格差で儲けるためである。本当の意味で、国や地域を元気にするには自立を促すことが必要です。従って、雇用拡大という美名の下に行われる経済格差を利用した生産のアウトソーシングは、あまり褒められたものではありません。自ら創り出すプロセスを共有化してこそ、委託先の自立を促すことにつながっていくと思います。
マザーハウスのビジネスは、「途上国から」「世界に通用する」を目指している(右図)。右側の素材から販売までのビジネスの環と、左側のジュート栽培からフェアトレードまでの社会貢献の2つの環が、入口と出口でしっかりつながっている。いわゆるバリューチェーンが出来上がると、その周辺のビジネス機会も広がっていきます。それによって、途上国から世界に通用するビジネスが発信できるようになると思います。
「山口さんの行動やマザーハウスの理念に、少しでも寄り添いたい」。そう思わせることこそがマザーハウスのブランディングだ。そしてそれは、“日本の消費者のフェアトレード感覚”を養うことなのである。個人の行動がフェアトレードという思想を広めることにつながるのは、素晴らしいことだと思います。何となくブランドやエコバッグというよりは、社会の中で実現して欲しいことにつながることを実感することで、消費者も自分の眼で物を選ぶ感覚を取り戻すことが出来るのではないかと思います。物を持つことで、社会起業家の思いに寄り添うことができる。社会起業家がブランドになるとは、そういうことだと思います。
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