« 2012年10月31日

2012年11月1日の投稿

2012年11月2日 »

斎藤由多加さんの本を読み終えました。いやあ、おもしろくて一気に読んじゃいました。
 
今回は資本金について。

さて、「独立して自分で起業するぞ」となった時にぶつかる最初の壁が「資本金」というミステリアスなお金です。これって何だろう?

以前は最低資本金制度というものがあり、有限会社の場合は300万円、株式会社は1,000万円という決まりがありました。なので、株式会社であればそれくらいのお金を投入しているものだ、ということが分かりました。
現在は、決まりだけで言うと1円から創業できます。もちろん事務手続き(収入印紙等)の費用がかかるので、登記するだけでも十数万円のお金が必要です。(収入印紙は、資本金の1000分の7で、15万円に満たない場合は15万円)

以前、ある人が起業されて「うちの会社の資本金は1円なんです!」と仰有っていたのですが、1円で登記できることは事実ですが、1円で会社は運営できません。自腹とか、いろいろなものでお金はどんどん出ていきます。1円登記という話は、決して1円で会社が存続できる、という話とイコールではないのですよね。

でも実際のところ、初めて独立し、そして初めて社長になる者にとっては、これから何が起こるかわからないし、計画など書けないというのが現実です。そうこおうしているうちに「誰か気前よくポーンと金を出してくれないかなぁ」なんて思うようになる。

これも分かるなあ。ビジネスが軌道に乗るまで、悶々とするものです。当社も、最初のころにいくつかのベンチャーキャピタルが来社されました。いわゆる大手VCは、ひと通り来られた気がします。
僕自身は、一社、一社にお断りさせていただきました。出資していただくなら、一緒にビジネスをやっていく人がいい、と思っていたんですよね。お金を出して、あとは数字見てますよ、みたいなのはイヤだったから。前職にもそういう人がいて、絶対イヤだったんですよね。最近でも、VCが社長を追い出す、なんてとんでもないことも起きているので、そうはしたくないですし。

でも、不思議なもので、共同出資の場合では、同じ金額を出資したのに、「ただお金を出しているだけ」の人のほうが「経営をしている人」よりも、立場がだんだんと上になってしまうのが特徴で、感謝の気持ちというのはあっという間に消滅する。社長と出資者の関係はやがて破綻することになる・・・。

そういうものなのでしょうね。お金を出して経営していない人は、日々の状況が分からないからいろいろと首を突っ込んでくる。経営しているほうからすれば、鬱陶しくて、最小限の情報しか出さなくなる。こうなると、もう関係性は破綻ですよね。どんどん割スパイラルに陥ってしまう。

これ以外にも「ひとたび会社を創業したら起きてくる色々なこと」編、「社員という名のアカの他人が入ってくると起きること」編など、興味深い話が満載です。いずれ起業したいと思う人はもちろん、ベンチャー企業に勤めている方も、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

kumaboo

「ポストPC」という言葉を見かけるようになりました。そして、iPadが登場して2年半。すでに第4世代のiPadが登場し、iPad miniも明日には到着予定。iPad以外にも、Galaxyシリーズなど、タブレットと呼ばれる端末が続々と登場しています。
001この光景を覚えていらっしゃるでしょうか。2010年1月27日に故スティーブ・ジョブズ氏がiPadを発表したときの写真です。
iPadという文字を出す前に「iPhone(スマートフォン)とMac(ノートパソコン)の間に位置するものがあるのではないだろうか。
ここで「これはやりたい」ということに対して「Browsing(ネット)、Email(メール)、Photos(写真整理/閲覧)、Video(動画)、Music(音楽)、Games(ゲーム)、eBooks(電子書籍)」という話をしています。
これらはすべてパソコンで出来ていたことなのですが、パソコンではもっと出来ていたことがあるはず?IT業界で言えば、プログラミングとか、管理部門でいえば表計算ソフトをマクロを組んで使うとか、会計ソフト、販売管理システムなどなど、パソコンのほうが機能が多いわけですよね。
 
それでも、iPad、iPad miniで構わない、という職種の方々はいますよね。というか、パソコンではオーバースペックだという方々が気づき始めてきたように感じています。実際、「もう何週間もパソコンを触っていない」という知り合いも増えてきました。それは経営者ばかりではありません。
 
そろそろポストPCという概念から離れて、新しい働き方という視点が必要になってきた気がしています。僕自身も、iPad miniにはすごく期待しています。ビジネスとしてもそうですが、自分自身の働き方を見直す機会になる、という意味が強いのですね。
PCではオーバースペック、でもスマートフォンでは足りない。そういう人たちは、これからも増えてくる気がする今日この頃です。

kumaboo

« 2012年10月31日

2012年11月1日の投稿

2012年11月2日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
tooki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ