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 昨年、とあるところの学生から紹介された、ということで当社の面接を受けたいという学生から連絡がありました。当社のことをよく知らないだろうと思ったので、面接という形ではなく、会いに来ませんか、という返信をしたところ、数日して返事があり、来社されることになりました。ところが、都合が悪くなったらしく、結局年越しになり、1月に来社することになりました。
 そして、その前日メールがあり、現在応募している会社から呼び出しがあったので、そっちに行くのでリスケジュールしてほしい、とのメール。まあ、いいんですけど、ということで、「いつがいいですか?」と返信したところ、そこでメールは途切れてしまいました。それから2週間以上経って、返信がありません。

 実は世の中そんなに広くなくて、僕が知っている、とある企業に面接に行っていることが分かりました。たまたま、の会話からなんですが。某大学の4年生で、いま面接が進んでいて、さらにIT業界で、となると意外と狭いんですよね。「どう思います?」と聞かれれば、僕としては事実をお伝えするしかない。会ったこともない学生よりも、この人とのお付き合いのほうが大切ですしね。

 学生の立場からすれば、チンケな零細企業だと思っていても、意外といろいろなところで交流があるものです。また、仮にどこかに就職したとしても、自分のお客さんになる企業ということだってあり得るわけです。そういう意味でも、一期一会というか、人との出会いは丁寧に扱っておくべきだと思うのですよね。

 多くの企業は、それを理解しているので、学生を丁寧に扱っています。採用する可能性があるから、というだけではなく、採用しなかったとしても、何かの場面でお客さんになる可能性があるから、なんですよね。それを、勘違いしている学生は多いようですが。

 会社説明、エントリーシート、入社試験、面接などなど、就職活動というのはそれだけでしょうけど、人生で考えると、実はその先のほうが長いわけです。それを理解していないと、意外な所で転んでしまうかも知れませんね。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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