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 先日、とあるカフェで、お隣の会話が聞こえてきました。どうやら、同じ会社の先輩後輩のお二人であるようです。

後輩「○○社って、危ないって噂がありますね。不渡りを出したとかって聞きました」

先輩「お前なぁ、ちゃんと話を聞いてこいよ。あの会社は、小切手も手形も発行していないよ」

後輩「・・・。どういう意味ですか?」

 皆さんはもうおわかりですよね。不渡りというものは、小切手または手形の支払時期を過ぎても、債務者から債権者へ額面金額が引き渡されず決済できないことを意味します。つまり、小切手、手形で決済をする会社にしか、起こりえないことですよね。

 
 不渡りのことはわかりやすい例ですが、少し規模の大きな会社になってくると、営業担当が入金確認までフォローアップしないケースがあります。これは僕の個人的な考え方なのですが、営業担当の仕事は入金まで。なので、入金確認という作業は、経理担当にアウトソースしているだけで、責任は営業担当にある、と思っています。万が一入金されなかったらどうするか。これを考えるのは、営業部門の仕事だと考えている、ということなんです。
 
 会社というものは、大小によって違うところですが、キャッシュフローまで考えなくてはなりません。ギリギリとは言わないまでも、入金確認を怠ってキャッシュがショートしてしまう、なんてシャレにならないですよね。自転車が転んでしまうのですから。
 
 会社組織で仕事をする以上は、お金ってどう流れているのか、決済、債権・債務、それぞれ難しいことまで理解しなくてもいいと思いますが、ある程度は分かっていないといなぁ、なんて思った今日この頃です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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