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 今回はアップルもiPhoneOS(現在のiOS)の教訓を活かして、最初から審査のガイドラインを公開(PDFファイル)しています。

 Engadget日本版の情報によると、ガイドラインの中で目立ったものは以下の通り。

・「2.6 『ベータ』『デモ』『トライアル』『テスト』バージョンのアプリはリジェクトされる」

・「2.14 アプリはXcodeに含まれるアップルのパッケージ技術を使ってパッケージし、申請されなければならない。サードパーティ製のインストーラーは不許可」

・「2.19 ライセンスキーを求めたり、独自のコピー防止技術を備えたアプリはリジェクトされる」

・「2.24 サポートされていない技術やオプションでインストールされる技術(JavaやRosetta)を用いるアプリはリジェクトされる」

・「6.2 アップル製品やMacのバンドルアプリ(FinderやiChat、iTunes、ダッシュボードなど)に似たアプリはリジェクトされる」

・「6.3 システムが提供するボタンやアイコンなどのアイテムをApple Macintosh Human Interface Guidelinesが示すように正しく利用しないアプリはリジェクトされる」

・「7.4 一定期間後に利用できなくなる『レンタル』のコンテンツやサービスを含むアプリはリジェクトされる」

・ 「9.2 製品のバッテリーを急速に消費したり、過度の熱を発生させるようなアプリはリジェクトされる」

となっています。僕個人的には、このライセンスキーのところは難しいのではないかな、と感じています。 

 たとえば、何かパソコンで使うサービスに申し込んでいたとします。そのサービスをブラウザではなく何かしらのアプリケーションでアクセスできるようにする。その場合は、何らかのプロダクトキー、もしくは

さらに、

・「2.1 クラッシュするアプリはリジェクトされる」

・ 「2.2 バグを示すアプリはリジェクトされる」

というものも定義されているようです。ま、どうなるか分かりませんが、僕個人的には期待していますね。でも、MacBook Airは買わない。欲しいけど。(笑)

kumaboo

 佐々木さんが「インターネット時代の情報管理はマジで大変…尖閣ビデオ流出騒ぎ」というブログを書かれています。たしかに、どう考えても流出としか見えないビデオですね。その意図は見えませんが。

 
 考えてみると、日本は昔からスパイ天国と呼ばれ、情報管理からほど遠い国であるわけですが。今でこそ個人情報保護法がありますが、数年前まではあちこちで学校名簿、社員名簿が売買され、中には病院のカルテさえ売買されていたわけです。
 ま、いまだに個人情報も、何をもって個人情報と定義するのかが理解されていないという話も聞きますね。学校で参観日に子供の靴箱の名前を隠している公立の小学校とか。
 
 警察で取り調べている最中なのに、そしてその途中経過の記者会見が行なわれたわけでもないのに、被疑者がこんなことをしゃべった、なんて話はよく聞きますよね。「どこから漏れているのだろう」と不思議になりますが、まぁ調べている人がその情報を重視していないということなのでしょう。
 
 考えてみると「ココだけの話」というのは、日本独特の文化なのかも知れませんね。英語や中国語で「ココだけの話」って聞いたことがないですし、そんな文化もないんじゃないかな、と。
 もちろん我々民間企業では、NDA(守秘義務契約締結)もしっかり根付いてきましたし、「機密事項」という文化も根付いてきましたが、公的機関ではまだまだこれからなのかも知れないなぁ、なんて感じた今日この頃です。

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kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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