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 僕の好きなポッドキャストの一つに、丸の内インターネットラジオがあります。オデッセイコミュニケーションズの出張社長がモデレーターをなされいるものですが、今回の話題は「イヌ」です。そうです、Dogです。
 イヌのフリーマガジン「ONE BRAND」の編集長を担当されている平田類さんが、雑種についての特集号について触れられていました。(詳細はポッドキャストで)

 イヌを飼うとなると「ペットショップで買う」が一般的でしょうから、どうしても血統証とか、純血種にこだわりがちです。我が家の場合はフレンチブルドッグなので、純血と呼べるのかどうかは疑問ですが。
 僕が子供の頃には、近所に野良犬もいたりして、オヤジの会社では野良犬を可愛がってそのまま飼っていました。最近は、野良犬自体を見なくなりましたね。都内だからでしょうか。

 この話で思い出したのが、学閥のある世界です。銀行、証券といった金融系企業にも多いですが、商社にもあると聞いています。企業ではないですが、官僚の世界には学閥は絶対あると仰有っていた官僚の方もいました。
 どこそこ出身だから、という物差しを全面的に否定するわけではないのですが、だから大丈夫、みたいなのは違うと考えています。もちろん、それだけのエリート校を出ているのであれば、それなりに勉強されているでしょうし、頭も良いのでしょう。ただ、学閥はそこではなく、自分たちの大学以外は路線が違うというか、頭の出来とは違うところで見ているものであるようです。

 日本のエリート校出身の方から見れば、僕なんぞは間違いなくアジアの大学を出ている雑種だろうと思います。(過去に、「海外の大学出身者は高卒(大学を出ていない)と同じだ」と、某商社の方に言われたことがあります)

 これからの社会、日本において、純血だけではどうにもならなくなってきている気がします。政治の世界だけではなく、我々民間の世界でも。
 純血もいいし、雑種もあり。そういうことが認められる社会になるといいな、と思うきっかけになりました。

kumaboo

 今朝は、第2回朝カフェ次世代研究会。ファシリテーションの中でも、会議にフォーカスしたファシリテーションをお話ししたい、と考えました。
 昨日の朝時点で、出来上がったプレゼン資料(pptじゃなくてkey)は52ページ。ワークショップを盛り込んだので、おそらく実施したら4時間以上。(笑
 シャレになりません。皆さん、この後お仕事があるわけですから、そんなに時間はとれない。しかも、ワークショップをやることで疲れてしまうだろうな、という内容。研修で使うような内容にしてしまったので。
 さぁ、ここから減らす作業です。その昔、10枚のpptを3枚に減らすように指示したら、ほんとにフォントを小さくして全部盛り込んだ人間がいましたが(苦笑)、さすがにそれは出来ません。プロジェクタで投影しますし。
 あれこれ考えていると、ある程度割り切るしかないな、と。エッセンスだけお伝えして、むしろ皆さんの「もやもや」をお伺いするほうが良いんじゃないかな、と。その「あるある」感を共有し、それに対してお答えしていくほうが良いんじゃないだろうか、と考えた次第です。
 よって、プレゼン時間は半分に減らし、後は質疑時間にさせていただきました。

 皆さんのお役に立てたかどうかは分かりませんが、勉強会というものは回答を得る場所ではないと割り切るしかないかな、と自分に言い訳をしている次第です。

 皆さんが相互に情報を交換し、解決策を探っていければいいなと思った次第です。ちなみに、減らす過程で新規で3枚作成したのは内緒です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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