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 松尾さんが記事にされた「コミュニティFM for iPhone(i-コミュラジ)」。谷川さんも同じ発表会に参加されていたようで「ラジオがいま来そうな予感」というエントリーを書かれていました。
 このときに僕が感じたのは「ラジオは好きだけど、ラジオしか聴けないのはなぁ」ということです。ラジオアプリを立ち上げておかないといけないのだとすると、他のアプリは使えないわけですから。

 ところが、iPhoneOS4.0が発表され、マルチタスキングになりますよね。これで、ラジオアプリを立ち上げたまま、他の作業が出来るわけです。しかも、iPhoneで出来る範囲と、iPadであれば資料作成も出来ますし、いろいろな作業も出来てしまうわけです。
 これって、すごいことであり、素晴らしいことだと考えています。

 僕は音楽を聴きながら仕事をすることは少ないのですが、スタバやマクドナルドなどで仕事をする場合には、周りの音を遮断するために音楽を聴くことがあります。こういうときにも、ラジオがあればそれを聴くかも知れませんね。

 さて、今は赤字が多いと言われているラジオですが、このようにiPadやPCなどで聴きながら、ということが普及すると、もっとニッチな広告を入れていくことが可能になります。
 IPサイマルラジオの特性からIPで地域を限定してしまえるのですから、例えば博多天神ラジオとか、心斎橋ラジオ、銀座ラジオといった、かなり範囲を限定したラジオが可能ですよね。あの商店街で大売り出しをやっているとか、こちらでは15時からタイムセールが行なわれる、といった具合です。
 これで、単価は低いでしょうけれど、地域密着の宣伝を打つことができるでしょうし、聴く方も親近感が沸く情報を入手することができるようになりのではないでしょうか。僕なら、墨田区限定情報なんて、耳を傾けたくなります。
 あれ?とすると、四ツ谷のオフィスにいながら、墨田区の情報を入手したいということになります。平日昼間には、墨田区にはいませんから。う〜ん、まだまだ考えられることがあるなぁ。東京の人が、博多の情報を、出張前に入手したいなんてことがあるでしょうしね。
 いろいろな制約もあるのでしょうが、便利になるためにもっと出来ることがあるようには思います。
 とはいえ、一歩前に進んでいる気がします。ラジオ、ポッドキャスト、結構使えるんじゃないでしょうか。

kumaboo

Apple News Radio ワンボタンの声」というポッドキャストが好きで、いつも聴いています。週に3回更新され、さらに先日のようなiPhone 0S 4.0発表なんてイベントがあると号外まで配信されたり。無料でここまで努力されていることに脱帽というか、感謝です。

 さて、少し前にこのポッドキャストに対し、「情報発信は標準語であるべき」というコメントがあったそうです。
 これってね、二つの話があると思うんです。
 一つは、大阪弁(関西弁と言われることもありますが)と標準語(東京生まれが標準語であるとは限らない。むしろ、標準語は札幌だと言われることもあり)の違いから来る理解レベルというか、伝わる、伝わらないといった問題。大阪弁固有の単語が言い回しによる理解不能、というところですね。
 これは、全くないポッドキャストだと思うんですよね。もちろん、大阪在住の皆さんでやっているのですから、大阪のイントネーションを変えることは難しいと思います。しかし、大阪のイントネーションであることと、大阪弁とは違うということです。
 東京でテレビに出ている関西の芸人たちは、関西のイントネーションで喋っていますが、大阪弁(関西弁)で喋っているわけではない、ということです。
 他の地方にも独特の単語とか言い回しってありますよね。大阪で言うと、「わや(台無し)」とかいったようなことです。このポッドキャストに出演される方(ゲストも含めて)は、そういう点に気をつけて話しておられるように感じています。

 もう一つは、標準語でないと聞きづらいか、ということです。それを言い出すと、あちこちに標準語ではない言葉が飛び交っています。テレビはもちろん、身の回りにも名古屋出身の上司がいて、名古屋のイントネーションで話していたり、出身は分からないけど、なんとなく訛っている同僚がいたり。
 それらの人たちの喋っていることは理解できているでしょうし、それでコミュニケーションができないか、というとそんなことはないのではないかな、と。

 大阪出身(兵庫県西宮市生まれ)でありながら、20年以上東京にいる人間であり、普段は大阪出身とは気付かれないような物言いをしている自分ですが、どうもこの議論というか投げかけは、言っていることがずれているように感じ、日曜日に書いてみた次第です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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