« 2010年4月7日

2010年4月8日の投稿

2010年4月9日 »

 僕が上海で使っている端末はモトローラ。SIMロックフリーなのですが、なぜかChina Mobile(中国移動)のロゴが入っており、まぁそれいいや、ということでChina MobileのSIMを使っている次第です。

 まぁ、日本の通信事業者としては、今まで販売奨励金といったもので実質店頭価格を抑えてきたわけですが、それは無くなるということになりますね。ということは、販売代理店や量販店が困るということになるのでしょうか。
 あとは、i-modeやYahoo!の携帯端末用画面をどうするか、でしょうか。各個人が好きなサイトをホーム画面にする、ということになるのでしょうから。ん?それにしても、端末メーカーが何らかのホーム画面を用意するのかな。。。

 

SankeiBizで、ソフトバンクモバイルの松本副社長が、

「通信事業者や端末メーカーの声を今後もっと聞いた上で、現実を踏まえた意義のある内容にしてほしい」と注文した。

ということですが、これは通信事業者側の意見と安易に考えず、通信会社、端末メーカー、そして我々ユーザーの意見をきちんと鑑みた上で決定して欲しいものです。だって、いまいち誰のメリットなのか、が分からないですよね。
 我々ユーザーから見ても、端末を自由に選べるということは、僕みたいにいろいろと試してみたい人間にはいいですが、選べる=選ばないといけない、というユーザーもいるわけです。それは年配に限らず、です。
 通話・通信圏内外の詳細な情報、個々の端末に関する情報、料金プラン情報とその比較、それだけでは足りないはずなんですよね、日本では。
 ガラパゴス携帯とか言われていたりしますが、それだけではなくライフスタイルを鑑みたプランや端末紹介といったことを、通信事業者の店舗では実施しているわけです。それが売上が下がる話だとしても、来店した顧客に見合ったプランを紹介したりしていますよね。
 これが、SIMフリー端末が量販店にズラーっと並んだ場面を想像すると、ちょっと対応しきれないんじゃないだろうか、と余計なお世話を感じてしまいます。

 お役所仕事という悪口がありますが、そんな悪口が飛び交わないといいな、と思う今日この頃です。
 
<追記:2010/4/8 17:20>
 総務省のサイトに「携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング配布資料」という資料がアップされていました。各社分かりやすく、ユーザーのメリット、デメリット、選択肢、通信方式の違いなどについて説明されています。

kumaboo

Img_0142 これだけの写真で恐縮ですが、これは僕のiPadではないのでとりあえず写真一枚だけ、です。
 昨夜iPadの実機に触ってきた、というより、いじりまくって来ました。Youtube、iBook、Videoなどがすごい。画像が改めて驚くほどキレイですし、ビックリしたのは音が良いことです。モノラルであるはずですが、PC用の外付けスピーカーより良いんじゃないか、みたいな感じ。
 あれもいい、これもいい、と感激していたのですが、大事なことはビジネスの現場で使えるのか、モバイルPCよりも活用できるのか、といったところであるわけですが、Keynoteを使ってみて驚きました。
 画面は9.7インチしかないわけで、今使っているMacBook Proの13インチよりも約30%狭いはずなのですが、全然狭さを感じさせないのです。
 iPhoneもマルチタッチ、MacBookも画面ではありませんがマルチタッチなのですが、iPadではマルチタッチをフルに活用しており、一本指ならこういう動作、二本ならこう、といった動作があり、Mac、あるいはiPhoneを経験している人であれば、説明書などなくてもすぐに使いこなせるように思います。
 
 これをビジネスに持ち込むことで、今までのモバイルPCを持ち歩くのとは断然違ってくることを確信しました。これは「買い」ですよ。
 
 今週には僕のiPadも到着すると思いますので、またいろいろとご報告できればと思います。はい、【速報】と書いた以上は、【続報】をお届けいたします。

kumaboo

« 2010年4月7日

2010年4月8日の投稿

2010年4月9日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
tooki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ