« 2010年3月20日

2010年3月21日の投稿

2010年3月22日 »

 三連休のまっただ中、ではありますが、茨城県では暴風です。雨はたいしたことがないんですけどね。とにかく一晩中すごい風で、風の音で何度も目が覚めてしまったくらいです。

 プロジェクトでも、営業活動でも、人間がやっている以上、なんらかのミスが起きてしまうことがあります。そのミスにもいろいろあって、ちょっとしたミスもあれば、取り返しがつかないほどの大失敗もあります。
 取り返しがつかないほどの大失敗は会社判断になるでしょうから、今日のお話は個人で何とかなる(なりそう)レベルの話なんですが。

 数年前と違ってセキュリティレベルも高くなり、個人情報保護にも厳しくなったわけですから、以前とは違ったレベルのミスが起きることもありますよね。以前なら大丈夫だったことが、今は認められない、といったことです。
 ただ、気をつけないと、プロジェクトメンバーや営業マンが、その意識についてこられていないことがあるそうです。前は大丈夫だったんだから、今もそんなに違わない、とでも思っているようで。

 法律だけではなく、ルールが変わるということは、我々の意識も変わらないといけないということです。所変われば、といいますが、それに近しいものかも知れませんね。

 さて、ミスが起きたらどうするか。僕なら、正直言って逃げ出したくなることもあります。逃げてもばれちゃうので(笑)逃げませんが、意識はそれくらい追い込まれることがあるということです。
 じゃあ、逃げないのならどうするか。これはもう、トッププライオリティで、必死で対応するしかないわけです。必死で対応し、謝るべきところは、出来る限り対面で謝り、もうカバーしようがないくらいのところまでやるしかない、と思うんですよね。
 これも、プロフェッショナルの定義のひとつだと思います。ミスを起こさないのがプロ、かも知れませんが、起きたミスを必死でリカバリーするのがプロフェッショナルであるように思います。

 僕も何度か経験があるのですが、必死でリカバリーし、なんとかなったときは、その取引先との関係は、前より強いものになっていることが多いんですよね。これって、必死でリカバリーした、その対応を見てくれているのかな、と。

 数日前、自宅の近所にある中華料理屋さんに行きました。いつもいる店員さんがいなくて、若いお兄さんとおねえさん。おそらくオーナーの子供さんじゃないかな、という感じ。
 それで僕が頼んだ料理は「牡蠣」を調理したものだったのですが、出てきた料理は「チキン」。たしかに調理方法は似ているのですが、全く別物。お兄さんに言ったところ、素早く厨房に謝りにいって、すぐに僕のテーブルに来ました。
「すみません、僕の間違いでした。すぐにお持ちしますので、もう少しだけお待ちいただけますか」
 素直に謝る姿勢、身内(厨房)にも謝り、客にも謝る。ミスはミスとして認め、代替案を提示する。この姿勢って、どこかで習って身につくものでもないでんでしょうか。むずかしーなぁ。

kumaboo

« 2010年3月20日

2010年3月21日の投稿

2010年3月22日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
tooki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ