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ITmediaのパブリシティブログ「ぱぶログ★アイティメディア」で、先日の1Topi懇親会の模様を、ヤマモトさんがアップしてくれています。
その中で、僕が話したこと、そして1Topiにアップした話を書いてくださっています。
僕が就活に関する1Topiを書いているので、就活関連のTwitterからもフォローされ、フォロー返ししています。で、毎日のように感じることは、「不況で仕事がない」「どこどこの会社は、採用を中止した」「今年は、まだたくさんの学生たちの就職先が決まっていない」といった情報の多さです。
たしかに、そういうニュースは多いし、就活が決して楽な状況でないのは分かります。分かりますし、就活をしている学生の皆さんが、もっとも感じておられると思います。
「で?」
と僕は思うわけです。その情報を流して、さてどうする?ということです。今は景気が悪くて、企業も不振なところが多くて、採用人数を減らしたり、新卒採用をストップしてしまっている企業もたくさんある。それは、みんな知っているんですよね。
一生懸命、就活で走り回っている学生に、その情報は何の役に立つんだろう?と思うわけです。僕が学生の立場なら、滅入ってしまうだけなんじゃないか、と。
もちろん、情報は正確に伝えるべきですし、嘘はいけないのも分かります。ただ、そんな情報をわざわざ就活と名の付いたTwitterで発信しなくてもいいんじゃないかな、と。新聞でもネットでも見られますし。
もし本当に就活を支援するためのTwitterなのであれば、この景気の中で、どうすればよいのか、といったヒントになる情報を探し出したり、考えるべきなのだろう、というのが僕の使命感なんですよね。
Twitterは簡単に情報を発信することができますし、便利なツールですが、読んだ人が元気になれるようにしたいな、と考えている今日この頃です。
吉田さんが「「顧客満足度向上」と言って「売上」の会議しかしない人たち」というエントリーを書かれており、すぐに反応したかったのですが、ちょっと考え込んでしまいました。
顧客満足度というのは、B2B、B2Cなど、いずれのビジネススキームでも、ある意味で永遠の課題なのだと思います。
で、顧客満足度ってなに?というと、これまたいろいろな答えがあるのだと思います。お客さんの満足するような仕事をすること、お客さんのニーズだけではなくウォンツ(隠れたニーズ)に応えること、お客さんのリクエスト以上の答えを出すこと、などなど。ただ、少なくとも「お客さんの言いなりになること」ではないようです。
お客さんを不愉快にさせないことは、アウトプット的にも感情的にも大事なことですが、たとえばシステム開発を請け負ったとして、お客さんの言いなりに作ることが正しいとは限りません。お客さんのやりたいことを実現するために作るわけですから、業務を理解し、「このほうが良いですよ」という提案をする必要があるかも知れません。
僕は以前、部下に言っていたのは「極論だけど、お客さんのやりたいことを実現するのはExcelでマクロを組むだけで良いのかも知れない」ということです。もちろん極論です。でも、お客さんの事業規模を考えずに、大規模システムを提案するのも違うわけで。
一方で、売上(あるいは利益)の上がらない「顧客満足度」をどうするか。それをやってあげるとお客さんは喜んでくれる。将来的には、次の受注に繋がるかも知れない。でも・・・、お客さんの会社の状況、台所事情を考えると5年後になりそうだ。しかも、「絶対」というわけでもない。さて、どうしましょう?
おそらく、いくら考えても正解は無いのだろうと思います。社内で相談しても、ベターな案はでるかも知れませんが、ベストは分からない。ただ、どこかで割り切るしかないはずです。でも、売上などから入るべきではない、ということは吉田さんに同意です。関係性から入る、でも結果は無視しない、ということなのでしょうね。
自社の事業内容、規模、そして顧客企業の規模など、いろいろなケースがあるので一概に言えませんが、バランスの取り方を考える必要はありそうですね。
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