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時々しか見られないのですが、「深イイ話」という番組があります。島田紳助さんの番組ですね。ここに出てきた、矢沢永吉さんのお話。
僕が大学の頃に読んだ、矢沢永吉さんの「成り上がり」という本が印象的でした。今から30年前の本です。しかし、矢沢さんはこの頃もまだ思い上がっていたかも知れない。その後、矢沢さんは30億詐欺という、並の人間には堪えられない思いをします。その思い、スターならではの孤独に堪えながら、ここまで来た。
50歳のライブで、歌い慣れたはずの「I love you, OK」を歌えなくなってしまった。ここに出てくる「お前」は、客観視したときの自分だったからだそうです。
「お前、今までよくやってきたな。乗り切ってきたな」
僕自身、偉そうなことをいってもなかなか自分を客観視できていないように感じます。今後ぜひ、自分を客観視できる人間になっていきたいな。そう感じた今日この頃でした。
ソフトバンク株式会社を退職して約1年。いろいろなプロジェクトに参画してきましたが、いま改めて社会起業家ということを考えています。
僕が社会起業家という言葉を聴いたのは、ソフィアバンク代表であり、多摩大学の教授を勤められている田坂広志さんのお言葉からです。
社会起業家という言葉をWikipediaで見てみると、
社会起業家(しゃかいきぎょうか)は、社会変革(英: Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。
となっています。
ベンチャーに共通するのかも知れませんが、立ち上げたばかりの会社とか、ベンチャースピリッツといった、気持ちの面というものとは一線を画すようです。
僕がソフトバンクを退職した時に考えていた自身の課題は、「人と会社を元気にする」ということです。人が元気でなければ会社が元気になるはずもないし、会社を拡大解釈すると組織です。地域も組織だし、NPOや○○法人といった組織もあります。それらが疲弊している根底は、人が元気でないから、です。
僕は、若い人たちに渡せるものはどんどん渡していきたい。それが、学校での教育に携わることになっています。しかし、一方で「人と会社を元気にしたい」という思いは変わりません。
リーマンショックというものに翻弄され、目先の課題がゆえにリストラを繰り返す会社がある一方で、不況をバネに伸びる会社もあります。どちらがいいとか悪いといった話ではなく、自分が属する会社の「現状」は、自分がどういう立場であろうと「関係ない」ということはないのだと思います。
ですが、じゃぁ、どうすれば元気にできるのか。僕の余生(早すぎ?)は、これらを課題として取り組もうと考えています。
いま改めて、人と会社(組織)を元気にすることを自分の課題としようと考えています。そのための器も作ろうと思っています。
「一緒にやってみたい」「だったら、こういう提案があるぞ」
どういうものでも、お話をお伺いできる機会を作りたいと思います。「よっしゃ!」と仰有る方は、いつでもtoyoshige.oki@gmail.comにご連絡くださいませ。
<修正>11/10 12:47 メール宛先を修正しました。
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