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 先日、10年以上前からの友人に会う機会がありました。二人とも年齢は僕よりずっと若いのですが、僕がIT業界で生きているのも、彼らと知り合ったことがきっかけだったりします。
 そんな中で話しに出たのが、町内会とか、地元のお祭りなどのお話し。お店の店主の方も交えて、いろいろと興味深い話になりました。
 僕の地元である墨田区は、錦糸町などを除くと高齢化の街といえるところがほとんどです。東京駅まで30分以内で行ける便利な場所なんですけどね。
 で、鐘淵紡績(後にカネボウ、現在はクラシエホールディングス)のお膝元であったことから、繊維関係の家内工業が多い場所でもあります。自営業ですから、だいたい近所で仕事されています。昼間っからおじさんがいるのは、ご自宅で仕事しているからなんですね。
 そんなおじさんたちが中心になって、町内会を運営しています。お祭り、盆踊り、お餅つき、夏休みにある子供向けイベント(うちの地元はドジョウつかみとスイカ割り)など、全てをそのおじさんたちで運営しています。僕はその中で、お祭りの世話人をやっているわけですが。

 町内会は、利害関係があるようでなさそうで、結構難しい関係です。会社なら拘束力があるところも、町内会ではそうはいかなかったりするわけですね。例えば、集まりがあるのに急に来られなくなることもありますし、中には「やりたくない」なんて話もあったりします。そこを町会長など「○○長」さんがまとめ上げていくわけです。

 僕が町内の行事に参加すると良いと考えている理由は二つです。
 一つ目は、町内の運営に携わると、会社で苦労していた会議運営やコミュニケーションが、意外とカンタンになるということです。利害構造がシンプルに整理できるんですよね、町内よりは。
 二つ目は、定年してから関わるよりも、今のうちから関わっておくことで、人間関係にも慣れることです。また、こういったボランタリーな組織は、年齢は関係なく、そこでどれくらいやっているか、だけで順位付けされます。当然、まだ8年目の僕はまだまだ下っ端です。ですが、あと10年以上経ってから関わり始めると、更に下っ端になるわけですね。それが60歳の自分にとって受け入れられるか、ですね。

 すみません、長くなりましたが、今日書きたかったことは、一つ目のほうです。会社組織は、それを仕事にしており、給与などで拘束できるわけですし、仕事で「やりたくない」とか「行けません」ということはほとんどないでしょうから。(会社によっては、あるかも……)
 れいによって週末は(いつもより更に)まとまりがないですが、まぁ、そんなとこです。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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