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 今朝の日経新聞スポーツ欄に、野球解説の豊田泰光さんが深いい話を書かれていました。野球選手が、野球選手で無くなった後の悲惨さといったニュアンスだったと思います。

 野球選手という職業は花形で、大金を稼ぐのだから、引退後にどうなろうと知ったこっちゃない。

 我々のようにスポーツでメシを食っているわけではない人間は、そういう理論もあるかも知れませんね。
 確かに、何億と稼ぐ選手がいるわけですが、野球選手全体で見るとそれは極わずかですよね。社会人野球もあれば、独立リーグもあるわけです。聴いた話ですが、独立リーグの選手の給料は14〜5万程度。それも年中あるわけではないですから、当然アルバイトをしながらでないと、食べてはいけません。それでも続けている選手もいるんですね。
 我々見る側は、スタジアムに出なくなった選手には、いつの間にか興味が無くなり、新しいスターを目にしていくわけですが、当人や家族にとっては、良いときも悪いときも、全て自分の人生ですから(当然ですね)、自分はもちろん仲間の行く末も気になるのだと思います。 

 これを我々「会社員」に置き換えるとどうなるでしょう。僕たちは会社員であるわけですが、自分の専門分野がある人も少なくありません。専門でなくても、得意分野という見方もありますね。僕もそうですが。
 その得意分野の現役は、いったいいつからいつまでなんでしょう?もちろん、最初からその分野に就く人もいるでしょうし、先輩や上司から学んでいるうちに得意になっていくケースもあるでしょうね。
 自分が得意になったその頃、その分野は飽和してしまい、自分はお役御免に・・・なんてことも無いとは言えない今日この頃ですよね。
 自分はいったい何を得意とし、何を生業としているのか。会社員だと、ついつい考えそびれてしまうようなことですが、時々考えておいても良いのかな、なんて思ったりします。

 今朝、ネタフルさんの記事で、野人・岡野選手のレッズとの契約終了を知りました。え?あの岡野が!?という感じです。
 華々しく登場する選手も、いつかは現役終了を迎える。当たり前ですが、ちょっと寂しくなりました。

kumaboo

 オルタナティブブロガーの佐川明美さんが、アメリカで会社を興すことについて書いてくださっています。

 参考:
 アメリカで会社を興す1:弁護士に相談
 アメリカで会社を興す2:ビジネスライセンスの取得

 日本でさえ、会社の登記手続きを自分でやったことのある方というのは、そんなに大勢いません。大抵の場合、司法書士などに任せてしまうからですよね。
 僕も以前会社の登記手続きを自分で行ったことがあるため、時々知り合いから手続きについて相談を受けます。もっとも、新会社法より前なので、今の会社法ではないことを前提にご説明していますが。

 日本でもLLPやLLCが出来たり、また人によってはNPOを作りたかったりするわけですが、ネットで探しても司法書士のサイトばかり見つかって、なかなか手続きについて書いているサイトに行き当たりません。
 また、書店で本を買ってきても、登記に関する書類のサンプルがなかったりするようです。
 こういった自分が行った手続きを、サイトで公開してくださるのはとても歓迎です。まさに、先輩が後輩に経験談を語る、といった具合ですよね。
 特に、アメリカで会社を興す手続きなんて、日本にいたらなかなか知り得ない情報です。(探せばあるんでしょうけど)

 景気が悪い。そういう雰囲気の中で、今後を模索している方々も多いようです。参考にされてはいかがでしょうか。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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