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先日、リアルコムで NHK の取材があったクローズアップ現代の特集が本日放送されます。タイトルは、「タダでもうける?!“無料ビジネス”の舞台裏」ということですが、リアルコムが無料ビジネスをやっているわけではなく、無料ビジネスの成功例の一つである Skype のユーザということで取材を受けました。放送は、総合テレビで 19:30 から、BS2 で 24:10 からのようです。

http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei.html (リンク先の情報は本日のみ有効)

以前から、インスタントメッセージングや IP 電話の活用について、ブログの記事に書いたり、機会あるごとにいろいろな方々にお話しさせていただきましたが、企業での利用はまだまだ進んでいないようです。リアルコムは 2005 年前後に Skype がサービスを始めた直後から利用を始めて、特に中国でのオフショアリング、アメリカのオフィスやインドオフィスとのミーティングで活用してきました。以前、Skype の事例として紹介していただくという話があった(最終的にはスケジュールがあわず見送りましたが)関係で、今回ご連絡いただきました。

今回の特集の話題は「無料ビジネス」ですので特徴的な、無料電話に絞っていますが、Skype の特徴は、(1) その人に "今" 連絡しても良い状態かどうかわかる。(2) まずインスタントメッセージング (チャット) で連絡して、簡単な用件はチャットで完結する。 (3) チャットの内容が複雑になったときに簡単にボイス (電話) に切り替えることができる。という連携にあります。さらに、非常に簡単に Skype の電話と一般の電話の間で会話できるというところが、このシステムを便利にしているところで、さらに収益を生む部分になっています。ただ、一般の電話と繋ぐ部分のコストは有料といいながら非常に安価で、世界全体をマーケットとしてビジネスをしていることで提供できる価格になっているところが差別化の要因だと思います。

今回の取材は、最初の連絡が、2月25日にあり、その日のうちに取材 OK を出し、翌日には最初の打ち合わせをするというようなスピードで進められました。実際の取材は、翌週の3月4日に行われました。取材でお会いしたのは、NHK の担当者の方、カメラ担当の方、音声担当の方、および Skype のマーケティングを担当している会社の方で、想定していたよりも非常にコンパクトに効率よく行われました。そうはいっても、実際の撮影は、3人の社員に対して3時間以上にわたって行われました。ただ、実際に Skype を使って海外と電話をしているシーンの撮影が必要だということで、インドやアメリカの社員にその時間に待機してもらったり、時差がある (アメリカは日本の午前中、インドは日本の午後の都合が良い) ため連続して撮影できなかったりで、1日近くを使っての取材となりました。

リアルコムでは、実際に Skype を使って日々ビジネスをしていますので、昨今問題になっている「やらせ」の問題はないのですが、取材の日に適当な会話をする話題が必ずしもあるとは限りません。あまり深い話題だと、機密に関わるため、それも避けなければなりません。私はインドオフィスのマネージャの Niraj と会議をする担当になっていたのですが、偶然、日本のサーバー上のデモ環境をインドチームのメンバーが構築して、テストをして、問題をレポートしてもらうという作業を頼んでいたので、そのレポートをもとに詳細に内容を確認するという部分の会話を撮影してもらいました。取材風景は、こちら

1日かけて撮影したものの、"無料ビジネス" の一部が Skype で、さらにその中の事例ということですので、2分程度の放送になるということです。もしかしたら、自分の部分はすべてカットされるかもしれないということですので、心配しています。

Katsushi Takeuchi

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竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

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