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PASMO を使い始めて1週間になるが、Suica で感じていた理解できない仕様が、さらに理解できなくなってきたので書き留めておく。

Suica を使っていたときの不満は、「入場時に最低運賃が引き落とされるので、もし初乗り運賃より少ない残額しかなかったときに、改札口の扉が予期せずに閉まってしまう」ことだった。残額が50円の Suica では入場できないのである。とりあえず入場して出場までに精算機で足りない分を追加するということでも結果は同じだがこのオプションはとれないことになっていた。とりあえず入場させてくれて、そのときに出場までの金額が足りないかもしれないという警告でもだしてくれるほうが、入場時に扉を閉めて人の流れを止めたり、券売機でチャージさせるよりも、利用者に親切だと思っていた。そこで JR に問い合わせたところ、「指摘はもっともだが、もうすぐ私鉄と共用で使えるシステムが出てくるので、そのときに対応する。」という回答をもらった。

ようやく、PASMO が出てきて、私の問題は解決された。オートチャージの導入で、残額を気にする必要が全くなくなったのである。個人的には、オートチャージのできる PASMO を早速入手して日々使っているので、満足である。

しかし、同時に自動チャージでない PASMO に関しても、仕組みが Suica と少し変わっているのに気づいた。調べたところ、Suica も3月18日から PASMO の新しい方式に変わったようである。インターネットの情報によると、新しい方式は、「入場時に最低運賃を引き落とすのはやめて、出場時にまとめて引き落とす方式になる」ということであった。すばらしい。これで入場時に改札口の扉が閉まることはなくなるではないか。「ちゃんと考えてくれているな」と思った。しかし次の瞬間、一つの記述が目に入った。そこには「入場時に残額が最低運賃相当額に満たないときは入場できない。」ということが書かれていた。これでは、入場時に最低運賃を引き落とす仕組みと同じではないか。後からとってつけたような、意味のわからない規則によって、せっかくの PASMO の改善は無になり、Suica の欠点を引きずるものとなってしまった。

オートチャージに関しても不思議な制限がある。オートチャージのルールによると、入場時に残額が2000円以下になっていると自動的に3000円チャージされるということである。チャージは入場時のみで、出場時にチャージする仕組みはない。おそらく首都圏内で PASMO で行くことでのできる範囲が2000円以下なので、この2000円という額になったと思われるが、考えてみると「出場時チャージ」にすれば、残額2000円でなくて0円を下回っときにチャージということもできるはずである。現在の方法だと、2000円以下になるとオートチャージされるので、オートチャージを使っている人は、デポジットの500円に加えて2000円以上が常に PASMO にチャージされていることになり、結果的には2500円デポジットがあることと同じになっている。意図的かどうかはわからないが、利用者に必要以上のデポジットを強いていることになっていると思う。

Katsushi Takeuchi

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竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

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