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「成功」か「失敗」かがよく冒険の定規にされてしまいがちで、その過程は単なる付加価値的な扱いしかされないことがある。
でも生粋の冒険家にとっては、逆に結果こそ付加価値であり、冒険の真の目的と評価はその過程に見出していることが多い。(p68)「冒険の価値はそのひとつの冒険の成功か失敗で判断するものではない、評価されるべきは冒険を続けているかいないかだ」と登山家の竹内洋岳さんは僕に語った。(p69)
― 三浦豪太 「冒険者の資質」、The Last Frontier Vol.10
三浦豪太さんは冒険家。好むと好まざるとに関わらず、「三浦雄一郎の息子で三浦敬三の孫」として知られている人です。とてもいい文章をお書きになる方であることを初めて知りました。
2箇所引用しましたが、もっともハッとしたのは「評価されるべきは冒険を続けているかいないかだ」という登山家の言葉。冒険の価値は継続にある。なるほど。三浦さん自身も「冒険者の資質」に関して、「単純であるが、冒険家とは情熱をいつまでも失わずに挑む人のことを言うのかもしれない(p68)」と書いています。
たとえば、起業相談を誰にするべきか。過去に起業して成功した人よりも、起業に詳しい専門家よりも、「それを続けている人」だと思います。
田舎暮らしならどうか。暮らしてみたことがある人よりも、「それを続けている人」だと思います。
なぜか。「続けている人」は、純粋にそれをやること自体の魅力を知っている人だから。
成功・失敗を超えた、「それをやることの価値」を語れる人だから。
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