発想七日!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 発想七日!

日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

« 2006年10月6日

2006年10月11日の投稿

2006年10月12日 »

"Nine Lessons Learned about Creativity at Google"というビデオを観ました。GoogleのMarissa Mayer氏(VP of Search Products & User Experience)が、Googleが創造的でいられる理由を9つにまとめた45分ほどの講演です。タイトルを意訳してみます。

  1. アイディアは、どこからでもやってくる。
    (Ideas Come From Everywhere)
  2. できるかぎり、シェアしよう。
    (Share Everything You Can)
  3. 優秀な人と働こう。
    (Working with Smart People)
  4. 夢を追う免許を与えよう。
    (License to Pursue Dreams)
  5. イノベーションとは、継続的な改善。
    (Innovation, Not Instant Perfection)
  6. データは中立。データで裏付けよう。
    (Data is Apolitical)
  7. 制約は創造性の母。
    (Creativity Loves Constraint)
  8. ユーザーありき。お金ではなくて。
    (Users, Not Money)
  9. 試みは、潰さずに変身させよう。
    (Don't Kill Projects, Morph Them)

"Nine Lessons Learned about Creativity at Google" - STVP Educators Corner

(STVPは講演を分解して上のような見出しを付けていますが、講演で実際に示された見出しとは少々異なっています。オリジナルは、講演を1つのビデオに収録したバージョンで見られます)

これは、個人として仕事をしていく上での心得にもなりますね。
ありがちと言って済ませず、自分の生活にインプリメントしていきたいものです。

「制約は創造性の母」を(生活を含めて)実践するシンプルな方法のひとつは
「いかにお金を使わないでそれをするか?」ということではないでしょうか。

つい外食などで気晴らしをしたくなってしまう3連休の最終日、
子どもと一緒に作れる食事で夕食をEntertainmentに変えてくれた
嫁さんの創造性に感謝しつつ、そう思いました。

製品やサービスを購入するときに、よく「時間をお金で買う」という理由付けをします。しかしこのとき、同時に創造性を発揮する機会をひとつ潰したことにもなります。YouTubeを高値で買収してしまったリッチなGoogleの挑戦は、いかに厳しい制約を自らに課し、創造性を促し続けるかという点になってくるのかも。

▼ネタ元
Good Morning Thinkers!: Google's 9 Rules

koji

« 2006年10月6日

2006年10月11日の投稿

2006年10月12日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

堀内 浩二

堀内 浩二

(株)アーキット代表。
「個が立つ社会」をキャッチフレーズに、起業・転職支援やビジネスリテラシー研修などを提供しています。 個人向けにはチャレンジ応援サイト「起-動線(きどうせん)」を運営。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
koji
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ