« 2007年9月19日

2007年9月20日の投稿

2007年9月27日 »

Sdbphiranabeweb 本日、展示の開始です。チェンジビジョンでは、今回TRICHORDを中心に展示、メッセージ発信しています(写真は、オープン直前の、ブースの仕込みを終えた後です)。

1日目、とても多くの方が来場してくれました。すでに、用意したパンフ、Tシャツ、ホワイトペーパー、半分以上消費し、少しブレーキを掛け気味に配っています。日本のSODECと似ていて、RFIDや組込みの展示イベントと同時開催になっています。ほぼ、同じ広さの展示スペースに分かれており、来場する客はソフトウェア開発と組込みの両方の展示をクロスでみることができるようです。

チェンジビジョンの説明員は、実際にTRICHORDの開発をやっている2人のエンジニアです。行く前から、説明の準備に英語でのシミュレーションやFAQの作成など、英語のトレーニングをしてでかけました。しかし、いざ始まると、途絶えることのない客足に、デモをするのに大忙し。へとへとに疲れた一日でした(お疲れ様、あと一日!>フォアグラ、かけchan、あつよさん)。

収穫もありましたよ。TRICHORDは、コンセプトが分かりやすいので、SD Times 誌、DDJ 誌なども興味をもってくれ、取材をしてくれました。また、Agileのグルたちも多くこのイベントに来ており、チェンジビジョンブースを訪れてくれています。展示でなく、セミナーセッションの中に、Agileという単語が本当にたくさん含まれています。こちらでは、完全にアジャイルのコンセプトはキャズムを超えた、といえるでしょう。しかし、企業での実際の採用は、まだ半分に到達していません。それは、1つのBird-of-a-Feather セッションに、

"What's keeping Agile from mainstream adoption ?"

なんていうのがあることからもわかります。各セッションでスピーカーが、アジャイルで開発している人、と手をあげさせると、ほぼ、半数切るくらいですね大体。

また、今日は、とても面白い人と話し込んでしまいました。TRICHORDのデモをしたら、コンセプトをとってもよくわかってくれるオランダ人の方がいました。聞いてみると、なんと、Evo という北欧生まれのアジャイルメソッド(かなり古い)のコンサルタントでした。その方と、いろんなことを話して、発見がありました。

  • 繰り返すことで人間は学んでいく。
  • アメリカはようやく、デミングが日本でやったことを理解しはじめた。
  • PDCAは、前半が製品・後半がプロセス自身についての改善活動だ。
  • PDCAをPDL(Learn)Aと呼びたい、というぼくの提案に、デミング自身もPDS(Study)Aと呼んでいるし、その解釈は正しい。
  • Evoは、Clean Room に起源をもち、Quality is Free の流れを汲む。

北欧のコンサルタントと話しができたのは収穫でした。

セミナーですが、Mike Cohn のSCRUMのセッションに参加。「Agile Estimating and Planningの訳は順調だよ」、と伝えると、「おー、Kenji、マインドマップは順調か?」と。しっかり覚えてくれていてうれしい。「今回は、あなたの本に影響をうけた、TRICHORDを展示している、ぜひ、ブースによってほしい」、と声をかける。「TRICHORDのホワイトペーパーを読んだよ、あとで行くから」とフランクに答えてくれました。

同じく、Scott Ambler にも声を掛けました。今回、彼は基調講演をはじめとして大忙しの彼です。GDD(Global Distributed Development)なんていう新しいコンセプトのトークもありましたし、データ周り(DBAの人たちや、DWHの人たち)にアジャイルを持ち込む、ということも真剣にやっています。彼は、コンセプト作りの鬼ですね。

そんなこんなで、一日がおわり、クラムチャウダーとシャンペンで乾杯。一日を締めくくりました。レストランでも、乾杯前に、本日の展示の「ふりかえり」やりましたよ!今回は、「KPT」でなく、「+Δ」を試しました。+は、Keepにあたる、よかったこと。Δは、PとT を畳んだもので、「次回はこうやろう」という差分を示します。この手法は、「アジャイルレトロスペクティブズ」(邦訳でました!!!)にも紹介されていますが、Problem/TRYでなく、「Do Differently」 という項目に相当します。

さて、あと一日です!

平鍋

« 2007年9月19日

2007年9月20日の投稿

2007年9月27日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
hiranabe
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ