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東京電機大学、情報環境学部(すごいいい名前!)の宮川先生、および学生のみなさんとワインを飲む会。
とってもおいしいイタリアンワインを飲みながら、教育と工学とオブジェクト指向について語り合った。一番感動したのは先生の謙虚さ。
「ぼくが変わったのは、(横の学生を指しながら)久住君が、『先生が100%を目指さないでどうするんですか』と真剣に議論をふっかけてきてくれたからなんですよ、惰性でやることもできるんですが、ぼくが変わらないといけない、と思いましたし、お陰で変わることができたんです」
と、学生の前で言える。自分が誰かの影響で変わったのだ、ということは恥ずかしいことではなくて、それを口にすることでもっと、多くの人が応援してくれるはず。
人間への愛と、謙虚さ。ぼくもここから学ぶことが、たくさんある。うれしかった!
(先生、実名問題あればコメントください)
http://d.hatena.ne.jp/HappymanOkajima/20060405/1144246691
TLWW(Time Line With Wife)、という人生(プロジェクト)の見える化。
ふりかえる、ということが元気と勇気をあたえてくれる、ということは、人生もおなじだなー。
THICHORD(トライコード)の version 0.1 を発表します。自由にダウンロードできますので、どうぞ、みなさん開発へのフィードバックにご参加ください。http://trichord.change-vision.com/
これは、カテゴリとしては、SDLC(Software Development Life Cycle)ツール、となるでしょうか、でも基本的には、もっとシンプルな「状況の見える化」ツールです。
これまで、ソフトウェア進捗管理のツールといえば、「管理」のツール、仕方ないが、使えといわれるので使わざるをいえないツール、という印象が強いのではないでしょうか。TRICHORDは、
仕方なく使うツール、から、使いたいから使うツール
にしたい。つまり、エンジニアが、必要だと思うから、導入するツール。
例えば、JUnit というシンプルなテスティングツールがある。これは、プログラマのテストに対するスタンスを180度変えた。Kent BeckとErich Gamma がJava Report に書いた記事、「Test Infected: Programmers Love Writing Tests」(1998)では、JUnitテストツールを使うことで、従来は「テストを嫌がる」と思われていたプログラマが、自分が自信をもってコードをリリースするために、JUnit のグリーンバーを確認するようになった。さらに、それが「楽しい」行為であり、テストを好む、というスタンスがどんどん感染していったという。日本でも、2000年から2005年のプログラマの多くは、このテスト感染を身をもって体験しているのだ。
TRICHORDがやろうとしているのは、管理(というか状況の見える化)におけるプログラマのスタンスの転換だ。これまで、「管理のためにこれをレポートせよ」だったものが、自分たちが気持ちよく仕事をするために、これは管理者に見てほしい、というものを自分から発信できるツール。仕方なく使うツールでなく、使いたいから使うツール。
最初の提供機能は、「バーンダウンチャート」と「にこにこカレンダー」。自分たちの状況を自分たちで把握し、フィードバックを得るツール。今後、パーキングロットやかんばん、なんかを入れていく。
どうか応援してください。
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