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政府の新IT戦略本部は2012年4月25日、「第23回 電子行政に関するタスクフォース」を開催し、オープンガバメントや国民ID制度について(マイポータル等を活用した民間連携・民間活用の推進)などの議論が行われました。

参考ですが、「日本における「オープンガバメント」の歴史と概要」でこれまでの国内外のオープンガバメントの動向についてまとめています。

本タスクフォースでは、論点整理のための「オープンガバメント推進のためのデータ戦略提言(仮) 」を公表しました。本提言のポイントを少し整理してみたいと思います。

オープンガバメント推進の目的

これまで、オープンガバメント推進は「透明性・信頼性向上」、「国民参加・官民協働推進」等を目的にしていましたが、公共データ等を活用した新たなサービス創出など「経済効果」も目的に加え、その上で、今回提言する戦略では、特に公共データ等の公開と利活用促進に重点を置いたらどうか。という提案をしています。

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出所:新IT戦略本部 第23回電子行政に関するタスクフォース 2012.4.25

公共データ等の公開と利活用促進に重点を置いた「オープンガバメント推進のためのデータ戦略(仮称)」を検討する上で、特に必要な論点を以下のとおりとなります。

①公共データ等の利活用はどのように推進すればいいか
・民間における具体的な活用シーンを明確化し、費用対効果の視点も踏まえ、取り組みを具体化するにはどうすればいいか。
・各府省等において、民間二次利用可能な形での保有データ提供について、可能なものから順次取り組んでいくとともに、地方公共団体や民間企業等とも連携して、公共データの民間利活用の促進を図り、成功モデルを作っていくにはどうすればいいか。

②公共データ等の利活用を推進するための環境整備はどのように進めればいいか
・現在の各府省等におけるウェブサイト等を活用した情報提供の内容充実やユーザビリティ向上を図るとともに、今後はコンピュータ等が読むことや、民間等によるデータの二次利用を想定して必要なデータの公開ルール等を検討し、二次利用可能なデータの提供を推進するにはどうすればいいか。

③公共データ等の利活用を推進するための体制整備と人材育成はどのように進めるべきか
・オープンガバメントの取り組みについて、PDCAサイクルをまわし、推進していくガバナンス体制を整備するにはどうすればいいか。(※体制については、別途検討が進んでいる政府CIO制度も念頭に整備を進めることを検討。)
・公共データ等の利活用の推進に必要な人材育成は、どのように進めるべきか。

タスクフォースでは、今回の検討を踏まえ、6月ごろまでにタスクフォース提言をとりまとめて、機関決定を経て、戦略に基づき順次推進。必要事項について電子的提供指針改定などに反映していくとしています。

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また、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターでは、2012年5月31日に公開シンポジウム『オープンデータが拓く未来~動き出した日本の公共データ活用~』を開催しています。


http://www.glocom.ac.jp/2012/05/opendata_symposium120531.html

<公開シンポジウム>
■テーマ:オープンデータが拓く未来~動き出した日本の公共データ活用~
■日時:2012年5月31日(木)13時30分~16時15分
■会場:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール
         (東京都千代田区日比谷公園1-4/旧・都立日比谷図書館)
    地図:http://hibiyal.jp/hibiya/access.html
■プログラム:
13:00 開場

13:30-14:00 基調講演
「オープンデータ:日本の現状と可能性」
野原佐和子(株式会社イプシ・マーケティング研究所代表取締役社長/IT戦略本部有識者本部員)

14:00-14:20 報告1
「欧州におけるオープンデータ政策の現状」
高木聡一郎(株式会社NTTデータ企画調整室IT政策推進グループ課長代理)

14:20-14:30 報告2「『国家データ戦略』に向けて」
庄司昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員/IT戦略本部電子行政タスクフォース構成員)

14:30-15:00 パネリストコメント
川島宏一(佐賀県特別顧問/ IT戦略本部電子行政タスクフォース構成員)
福野泰介(株式会社jig.jp代表取締役社長)
藤代裕之(ジャーナリスト)

15:00-15:15 休憩
15:15-16:15 パネルディスカッション「動き出した日本の公共データ活用」
野原佐和子、川島宏一、福野泰介、藤代裕之、高木聡一郎
モデレータ:庄司昌彦

■開催趣旨:
世界最高水準である日本の情報通信基盤を活用し、その恩恵を広く国民が受けるためのカギは、データの活用にある。欧米諸国では制度の整備とともに公共データの有効活用(オープンデータ)に向けた取り組みが進んでいるが、これは日本においても新産業創出や行政サービスの効率化等にとって有効な取り組みになりうる。本シンポジウムでは、日本におけるオープンデータの可能性や、活用を進めていく上での課題について考える。
前半は、IT戦略本部員である野原佐和子氏による問題提起と、欧州におけるオープンデータの政策面の動向の報告、およびこの問題について継続的に検討を重ねてきたIT戦略本部電子行政タスクフォース構成員からの報告を行う。後半は、技術者やジャーナリスト、自治体などオープンデータの成功にとって重要な役割を担う多様な立場からの論者をパネルに迎え、今後我が国がオープンデータ実現へ向けてとるべきアクションを参加者の皆さんと考えたい。

■参加費:無料

■申し込み方法:
下記URLよりお申込みください。
http://www.glocom.ac.jp/2012/05/opendata_symposium120531.html


 

 

 

※担当キュレーター「わんとぴ

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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