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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2011年4月21日

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2011年4月23日 »

文部科学省は4月15日、「学校教育の情報化に関する懇談会(第12回) 」を開催し、「教育の情報化ビジョン(案)~21 世紀にふさわしい学びと学校の創造を目指して~ 」を公表しました。教育情報化ビジョン(案)の概要を一部引用させていただきます。気になるキーワードや文言などについては「太字」にしています。

●21世紀を生きる子どもたちに求められる力

○知識基盤社会
幅広い知識と柔軟な思考力に基づく新しい知や価値を創造する能力が求められる。
○グローバル化
知識・人材をめぐる国際競争が加速するとともに、異なる文化・文明との共存や国際協力の必要性が増大
○我が国の国際競争力の低下 学力の諸課題への対応
○情報活用能力
必要な情報を主体的に収集・判断・処理・編集・ 創造・表現・発信・伝達できる能力等。「生きる力」に資する。これらの考え方は、OECD、欧州委員会のキーコンピテンシー等と認識を共有

●21世紀にふさわしい学び・学校 と 教育の情報化の果たす役割

情報通信技術を活用して、一斉指導による学びに加え、子どもたち一人一人の能力や特性に応じた学び(個別学習)、子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学び(協働学習)を推進情報通信技術の特性 : 時間的・空間的制約を超越、双方向性、カスタマイズが容易であること 等

●情報教育

新学習指導要領の円滑かつ確実な実施
・情報教育の一層の充実が図られた新学習指導要領の円滑かつ確実な実施
・文部科学省が作成した「教育の情報化に関する手引」において示された、各学校段階において期待される情報活用能力やこれを身に付けさせるための指導事例等について学校現場へ一層周知
・学校現場で展開された好事例の収集・提供・教員向けの指導資料や子どもたち向けの教材の開発
・子どもたちへの情報モラル教育の充実今後の教育課程に向けて
・各学校段階にわたる体系的な情報教育を一層効果的に行う観点から、研究開発学校制度を活用するなどにより、情報活用能力の育成のための教育課程について実証的に研究
・基礎的教材としてのデジタル版「情報活用ノート(仮称)」等を開発
・先進的に情報活用能力の育成を推進している諸外国における教育課程、指導方法・評価の在り方について調査研究・情報活用能力に関する実態調査の在り方に
ついて検討

●教科指導における情報通信技術の活用

情報通信技術を効果的に活用した分かりやすく深まる授業の実現等

学びの場における情報通信技術の活用
・学力の3要素(基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成、主体的に学習に取り組む態度の育成)に対応した授業像の例について整理
指導者用デジタル教科書
・拡大、朗読、動画等分かりやすく深まる授業に資する機能
・教科書発行者の開発の促進
・学校設置者が容易に入手できるような支援方策を検討
学習者用デジタル教科書の開発、情報端末
• 子どもたち一人一人の学習ニーズに柔軟に対応でき、学習履歴の把握・共有等を可能とするような学習者用デジタル教科書の開発
(期待される機能例を整理)
• 小中高等学校や特別支援学校等の学校種・発達の段階・教科に応じた教育効果や指導方法、必要な機能の選定・抽出、規格、モデル的なコンテンツの開発、供給・配信方法、子どもたちの健康への影響の有無やこれに配慮した仕様及び活用方法、障害のある子どもたちについて障害の状態や特性への対応等について実証研究
• 子どもたちや指導する教員が情報端末を活用する際の留意点等に関するガイドラインの策定に向けた調査研究
電子黒板、プロジェクタ、実物投影機、地上デジタルテレビ等の提示用のデジタル機器をすべての教室で活用デジタル教材
・コンテンツの質の確保の観点から、モデル的なデジタル教材の開発・提供、創意工夫を生かし教員や広く民間団体等がその創意工夫を生かしデジタル教材を開発していくよう奨励、表彰等ネットワーク環境
・1人1台の情報端末による学習を可能とするため、超高速の校内無線LAN環境構築が必要
・費用対効果、セキュリティ等を十分考慮しつつ、将来的には、クラウド・コンピューティング技術を活用してデジタル教科書・教材を供給・配信

●校務の情報化

情報通信技術を活用した教職員の情報共有によるきめ細かな指導。校務負担の軽減

校務支援システムの普及
・学籍・出欠・成績等の管理、教員間の指導案・デジタル教材・学習履歴等の情報の共有、学校ウェブサイト等による家庭・地域との情報共有等(校務の情報化に関する機能例を整理)
・すべての学校に校務支援システムを普及標準化の推進
・必要な教育情報をデジタル化、データベース化して共有。共有すべき教育情報の項目、データ形式等の標準化を推進
クラウド・コンピューティング技術の活用等
校務におけるクラウド・コンピューティング技術の活用について、試行的な取組を行いつつ検証
全国ベースの管理運営体制の検討
韓国の例も参考にして、費用対効果、セキュリティのリスク等の全体的な最適化の観点、地方
自治体の要望等も把握・分析しつつ、中長期的には、全国ベースの総合的な校務の管理運営体制の構築の可能性も検討

また、特別支援教育における情報通信技術の活用や教員への支援の在り方なども方向性が示されています。

●学校教育の情報化の着実な推進に向けて

ソフト・ハード・ヒューマンの総合的計画的推進
・効果的な推進や地域間格差の解消に向けて、地方交付税措置と併せ、一定程度使途を限定した支援措置も検討
総合的な実証研究の実施
・様々な学校種、子どもたちの発達の段階、教科等を考慮しつつ、文部科学省の「学びのイノベーション事業」と総務省の「フューチャースクール推進事業」との連携により、モデル地域・学校などで総合的な実証研究を多角的な観点から実施(実証研究の留意点について整理)
・学識経験者、地方教育行政関係者、教員、民間企業、地域や家庭等の関係者や、近年の情報通信技術の進展に精通した若い世代の考えも反映することが可能な「学びのイノベーション推進協議会(仮称)」を設置
総合的な推進体制の構築
・教育の情報化に関する総合的、継続的な調査研究及び推進を行う基盤を確保を検討することが重要
・産学官等連携による広範なネットワークの形成、教育の情報化のための社会的機運の醸成
→「新たな情報通信技術戦略」工程表を踏まえた必要な措置を講じるとともに、本ビジョンに記載された事項について可能なものは早急に実施

そして、21世紀にふさわしい学びの環境とそれに基づく学ぶの姿の例として以下の図が掲載されています。個別学習や協働学習、教育による活用や外部の専門期間との連携、そしてデジタル教科書・教材や電子黒板などの活用などがあげられています。

image

自分の子どもは、現在、小学校1年生と5年生ですが、まだまだこういったデジタル機器や教材などに触れることほとんどありません。ICTの活用については賛否両論がありますが、自分の子ども達が小学校にいる間に、普及が進んでいけばと感じているところです。

 

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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