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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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2010年11月27日 »

昨日(11月25日)、アイティメディア主催の「LYNX 3D SH-03C」ブロガーイベントに参加してきました。

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まず、シャープの商品企画担当者の方よりAndroid搭載のNTTドコモのスマートフォン「LYNX 3D SH-03C」の特徴などの説明がありました。SPモード、ワンセグ、おサイフ、赤外線対応、そして9.6CCDカメラ(ハイビジョン動画)などの機能があり、これまでのガラパゴスケータイと呼ばれるほぼすべての機能を網羅していると考えてもいいでしょう。ガラケーユーザでスマートフォンへの移行を検討しているユーザを取り込む魅力的な端末と言えます。ベールニュー(のぞき見防止)機能がある点も評価が高いようです。

ガラパゴスケータイの機能を持ったスマートフォンは他にもあるのですが、「LYNX 3D SH-03C」でもっとも特徴的なのは、専用メガネが不要で裸眼での3Dを見ることができるという点です。モバイル3D液晶を搭載し、ワンタッチで撮影した静止画を解析し、3D変換をすることもできます。また、3Dフォトビューアーや3Dムビープレイヤーなど、3Dを閲覧する機能はほぼすべて揃っており、さらには、3D静止画作成機能も搭載されています。

また、「LYNX 3D SH-03C」には、内蔵3Dのアイコンがあり、クリックをしてみると、以下のようなメニュー画面を見ることができます。映画のダイジェスト版やへ初音ミク、アイドル、恐竜などの3D映像のコンテンツが揃っています。特に、映画の3Dダイジェスト版は立体的で見ごたえがあります。一方、3Dを見るのにはやや慣れが必要で、より立体的に見るには約30センチ程度の距離を保つのがポイントとなります。

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今後は、シャープの「GALAPAGOS SQUARE(ガラパゴス スクエア) 」で3Dアプリや3Dコンテンツを充実させていく予定とのことです。

3Dの水槽も写真ではなかなかわかりにくいと思いますが、非常に立体的に見ることができました。特に子供たちは、こういった3Dコンテンツには興味を示すかもしれません。

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また、スマートフォンでワンセグが見れたのも感動的でした。画面が大きいぶん、ワンセグも重宝できるのではないでしょうか。

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さて、シャープからは、ドコモやソフトバンクだけでなくauからのAndroid搭載のスマートフォン「IS03」が大人気となっており、既に仮予約だけで25万件の予約となっています(関連記事)。「IS03」はUIなどで優れているところもありますが、以下の3社のスペック比較表を見ると、画面の大きさや、3Dにも対応していないなど見落とりしている点も見受けられます。それだけ、既存のauユーザがスマートフォンの登場を待望していたということなのかもしれません。

先日、「Android搭載スマートフォン NewモデルURL一覧と特徴について」で15台のAndroid搭載のスマートフォンをご紹介させていただきましたが、裸眼3Dに対応しているのは、SH-03とソフトバンクの「GALAPAGOS 003SH」のみとなります。

3Dスマートフォンを実際に触ってみて、確かに立体感はあって興味深いものがあります。3D対応のアプリやコンテンツが充実するようになれば、一気にブレークする可能性も考えられます。スマートフォン市場で3Dが今後普及していくかは、SH-03の売れ行きが大きな鍵を握っていると言えるのかもしれません。

LYNX 3D SH-03C」は12月3日に販売される予定です(関連記事)。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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