『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2010年8月4日

2010年8月5日の投稿

2010年8月6日 »

昨日の「ブログやツイッターをセルフマネジメントツールとして考える」に続き、仕分けの視点でブログとツイッターの自分なりの活用について整理してみたいと思います。

まず、ブログです。

私が3年以上前に、ブログのタイトルを「『ビジネス2.0』の視点」とつけた理由は、当時Web2.0がコンシューマITの分野で注目されており、産消逆転と言われるように、エンタープライズの分野においてWeb2.0の流れが進むのではないかという期待もあり、自分なりに「エンタープライズ2.0」の分野を研究し、ブログでも多くのテーマとしてとりあげてきました。当時は、「2.0の視点」を重視し「地域2.0」や「教育2.0」など、ソーシャルメディアの分野を組み合わせたテーマが多くを占めていたと思います。

時代の流れとともに、とりあげるテーマは変化してきています。「エンタープライズ2.0」を研究していたものの、自分の業務と直結するものではありませんでした。自分の業務や置かれている立場を自分なりに整理し、「エンタープライズ2.0」の次のテーマとして「情報通信政策」や「クラウドコンピューティング」に軸足を移しました。

ブログの中で「クラウドコンピューティング」をとりあげた時期は、2008年5月ごろで、当時は、「クラウドコンピューティング」というキーワードはほとんど注目をされていなかったと思います。注目されていない時期にテーマとして取り上げることは、非常に重要だと考えています。失敗することも多々ありますが、先行者利益を得ることができます。私が「クラウド・ビジネス入門」を上梓できたのも、その時期はまだクラウドをとりあげる人が少なく、必然的に依頼を受けやすくなるということができたのではないかと思っています。

その他にもこの時期に「地域ツイッター」についてもとりあげていました。現在では地域活性化のツールとして、注目されていますがが、当時は、注目されることもほとんどなく、半信半疑でブログを書いていました。今では、複数の新聞社などから「地域ツイッターと地域活性化」について取材を受けたり、講演依頼を受けるようになっています。

重要なのは、普段からアンテナを高くし、常に先行して時代の流れについていく姿勢が重要だと考えています。対応が後手後手に回れば、ビジネスと同様に、それだけ、先行者利益を得ることは難しくなります。自分が発信できる領域を早めに仕分けし、情報発信し、市場との会話を心がけることが重要だと考えています。

毎日のブログの更新は、ほぼ同じトーンで書いていますが、頭の中ですらすら書ける内容と、時間をかけて調べないと書けない内容があります。そのプロセスの中で「自分が得意とする領域」と、「重要だけど自分が得意ではない領域」の整理をすることができます。この整理、つまり、自分の領域の仕分けをすることによって、自分の弱みと強みの見える化ができていくのではないかと感じています。自分の専門領域を作るのは、もちろん普段の業務の中で作り出すことは理想ですが、ブログのように日々、市場に対して発信をして、「専門分野」として積み上げていくアプローチも重要ではないかと考えています。

一方、ツイッターの場合はどうでしょうか。私は、ツイッターは「人間性を表現するツール」と、「ブログの補完ツール」であると考えています。ツイッターは気軽がゆえに、今いる空間の中で感じていることを気軽につぶやけることができます。つまり、人間性がかなりの部分、出てしまうツールであると考えています。一方、ブログの場合はかなり理性が働いているように思います。ツイッターの場合は、自分が今何を考えて何をしようとしているか、これから何をしようとしているか、といったように、自分の思考回路を仕分けするツールとして役立つのではないかと考えています。

ブログは、「自分の専門分野の仕分け」、そして、ツイッターは、「自分の思考の仕分け」ができるツールではないかと感じているところです。

MASAYUKI HAYASHI

« 2010年8月4日

2010年8月5日の投稿

2010年8月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ