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2010年2月16日 »

バンクーバー冬季五輪が始まりました。開会式は大学時代のOB・OG会の参加のため、生放送を見ることができませんでしたが、Twitterからその雰囲気を感じ取ることができました。二日目のモーグルでは上村愛子選手を応援し、4位となって多くの方々が残念がっていました。

昨日(14日)の夜は、私は「龍馬伝」を見ていました。ソフトバンクの孫社長のつぶやきに影響され、欠かさず見るようにしています。同じ時間帯には、サッカーの韓国戦もTL(タイムライン)から苦戦している様子がよくわかりました。

Twitterによってテレビの生放送をリアルタイムで共有し、共感というのが当たり前のようになりました。ひとりで見ていてもみんなで応援し、感動し、くやしがることができます。Twitterの様子を見て、テレビのつけたり、チャネルを変えることもありますので、Twitterによってテレビの位置づけも変化してきているように感じています。

NHK広報局 (NHK_PR) のようにNHKの番組を広報し、視聴者とのやりとりを見ていているのもおもしろいです。また、「情熱大陸」のように番組内容を解説し、昨日は情熱大陸に登場した上村愛子選手をTwitterで応援している様子も見られました。

Twitterとテレビの活用を「ソーシャルテレビ」の一つとして考えることができ、今後さらにソーシャルメディアとテレビとの連携が強まり、大きな影響を与えていくことが予想されます。

数年前は、技術的にはできたとしても、一般的に普及するのは難しいと感じていました。数年前にソーシャルテレビ関連で書いたブログをご紹介しましょう。

ソーシャル・ユビキタス社会になれば世の中楽しい!? (2007.11.30)

ソーシャルテレビの実証実験の模様を一部ご紹介しました。リモコン操作をセンシングして、テレビ番組の視聴情報を取得して、他ユーザと今どんなテレビを見ているか等のプレゼンス情報をパソコンや携帯電話でリアルタイムに共有することができる仕組みです。実証実験でしたのですが、当時見たときは、これは将来絶対何らかの方法で普及していくのはないかと感じたのを記憶しています。

星野Jのような感動をソーシャルテレビで共有できるといい!! (2007.12.4)

当時、星野ジャパンの北京五輪の予選を兼ねた台湾戦。アジア枠1の争いを制し、日本は北京切符を手にいれました。瞬間最高視聴率は、関西が43・5%、関東は、36・7% と当時、高い視聴率を出し、この感動をソーシャルツールで共有できないかということを書かせていただきました。

放送とソーシャルネットワークの融合 (2008.1.16)

ワンセグが普及期にあり、ワンセグとSNSの融合の可能性について書かせていただきました。

将来のテレビの姿ですが、今は、テレビとTwitterは別々ですが、将来はテレビにTwitter機能が搭載され、どのような番組が今盛り上がっているか、視聴者の反応を見ながら番組選択するのが当たり前のようになるのかもしれません。

パソコンとモバイル端末がこれまで急激に進化してきましたが、今後はテレビが大型・薄型から検索やリコメンド機能などを搭載した次世代テレビへと進化することになるでしょう。その中でソーシャルテレビどしてどのような機能を持ち、視聴者がどのような反応を示していくのか、その動向が注目されるところです。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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