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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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「【2008年】モバイル&ユビキタス2.0を振り返る(1)」からの続きです。

4月4日、「Atom搭載MIDはシグマリオンが発売された頃を思い出す」、4月15日には、「WILLCOM D4とシグマリオンⅢ」を書かせていただきました。5年以上も前にシグマリオンが発売された頃を思い出しますが、ネットブックとスマートフォンの中間に位置づけられる端末が出てくることが期待されます。

少しITとそれてしまいますが、5月25日には、「通勤時間は長くて遠いほうがいい」を書かせていただきました。今でも継続的にアクセスがあります。通勤時間の過ごし方は、恒常的に関心が高いのかもしれません。 

5月29日に、「ドコモからもキーボード搭載の携帯電話(スマートフォン)が出てきてほしい」を書かせていただきました。当時、ソフトバンクやウィルコムが積極的にキーボード搭載のスマートフォンを出してきましたが、ドコモはやや消極的なところが見られました。最近になってドコモからPRO seriesが出てきて魅力的な端末も出てきています。大変迷うところですが、今の時点では、SH-04Aがスマートフォンと携帯電話のいいところ取りができているので、個人的には魅力を感じています。

6月5日に、「ソフトバンクモバイル「iPhone」発売で気になるドコモの動向と携帯市場のビジネスモデル」を書かせていただきましたが、6月4日にソフトバンクモバイルから「iPhone」が発売されることが正式に発表されました。先行していたと思われたドコモですが、ソフトバンクに先を越されています。その後、ドコモも追いかけるのかと思われたのですが、2008年12月末現在では、iPhoneが販売されそうにはないようです。

6月18日、「「WILLCOM D4」と「iPhone」の同時発売による購買動向の行方は?」を書かせていただきました、D4も目されていたのですが、iPhoneのインパクトが強すぎて、D4の話題性がかき消されてしまったような印象です。

7月10日、「iPhoneの国内投入時期は最適だったのだろうか?」を書かせていただきました。販売時期は、空前のブームだったのですが、途中から急速に売れ行きが落ち、ユーザの購買意欲も高くはありません。日本人にはなじまないタッチパネル携帯ですが、最近になって多くのメーカーから発売されているものの、販売時期が適切だったのか微妙なところではないかと思われます。

7月17日に、「iPhoneよりもAndroidのほうが市場へのインパクトは大きいか?」を書かせていただきました。Androidは将来的に多くの端末に対応していく可能性が高いため、市場へのインパクトは多いでしょう。グーグルのモバイル市場への影響は今後大きくなっていくのかもしれません。

7月18日には、「iPhone と学校教育」を書かせていただきました。学校裏サイトやネットいじめが問題になっている中、タッチパネルを使う教育というのは、子どもたちの情報モラルを高めていくには有効なツールかもしれません。

7月22日には、「iPhone登場で変化するモバイルビジネス市場の考え方」で、iモードやEZwebからのアクセスがモバイル市場として捉えられていましたが、iPhoneの登場で、インターネットからアクセスし、コンテンツ等を購入するモデルができあがるため、総務省が考えるモバイル市場の捉え方が変わっていくのかもしれません。

第三回目もこのテーマの続きを書きたいと思います。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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