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【再掲】CDにはやはり値打ちがある?

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大塚さんの「音楽ソフトのパッケージは捨てても平気? 」を読みつつ、以前に書いたエントリーの再掲と、自分なりの思いをちょっと追記しておきます。

自分がCDの円盤を捨てるときって、ライナーノーツを無くしてしまった時がひとつのきっかけになっているような気がします。わたしにとってはライナーノーツって本の前書きとあとがきみたいなもんで、その音楽を解釈する上で必要不可欠な存在だったりするんですよね。

あと、BGMとして聞ける音楽といまだにCDプレーヤを使って聞かないと気がすまないCDとか、かならず腕組みしながら聞いてしまうCDや下手すると正座して聞かないと(正確にはソファとかに座って聞いていますけど、その楽曲がスタートして終わるまで誰かに声を掛けられると絶対に不機嫌になってしまうとか、とりあえずその曲を聴いている間は雑音に触れたくないって心境で音楽を聴く時間は存在します)という楽曲もあったりしますね(苦笑)

ミキシングエンジニアを養成するための専門学校でまず最初に習ったことは、いかに各楽器を立体的に配置していくかを絵に書いてみるという事でした。

目の前に居るようなボーカル、両耳に張り付くようなピアノのバッキング、頭の上から降ってくるようなストリングス、目の前を通過するようなシンセなどなど、、、演奏自体も当然楽しむ対象なんですけど、3分なり5分なりの演奏時間で各楽器の音がさまざまなエフェクト処理をされて、音量やパン(ステレオ音源においての音の配置)の調整をされている様子を聴き込んでいくのは、クラシック音楽や有名絵画についての歴史を紐解きながら鑑賞するのと同等の楽しみが存在すると自分では思っていて、そのアナライズのために、レコーディングの状況やら参加ミュージシャンのラインナップが記載されているライナーノーツって凄くわたしにとっては重要な役割果たしているんですよね。

ちなみに世の中に絶対壊れずに(データ消失しない)、今後発売されるであろうPCやネットワーク環境・規格から絶対にレガシー機器にならない保障してくれるハードディスクが発売されて、SACD程度の音質でロスレス・デジタル保存できるなら、メディアは捨てる覚悟は出来るかもしれませんが、ライナーノーツはやっぱり捨てないかもしれません(苦笑)


再掲記事(オリジナルは2008/01/21掲載)

下北のライブハウスに以前レコーディングで参加させてもらったアーティスト「Tammy」さんのライブがあったので遊びに行ってきました。(彼女のディスコグラフィはこちらのページでご覧いただけます。試聴も可能です!)

わたしが参加したのは1stミニアルバム「himawari」って2003年の作品で、山下達郎氏の名曲「Sparkle」のカバー曲をやるというので、ミキシングとギターをやらせていただいたのですが、このアルバム現在ではHMVなど一部のショップ経由でしかCDは手に入らないようで、定価2,100円のCDがamazonで中古で最安値7,332円で出品されています(驚)

ちなみにこのアルバムiTunes Music Storeでダウンロード販売されていているのですが、現物の中古盤にこういう値が付くというのはやはりCDという形のあるものにはプレミアが付くものなのかな、、、と不思議な感じがしました。

あとダウンロード販売でちょっと思ったのですが、自分の場合、気に入ったアーティストのプロデューサーとかアレンジャー、それぞれのミュージシャンの名前をアルバムのライナーノーツを見ていろいろ買うものが増えていったりして、それが結果的に音楽的な引き出しを増やしていくことに繋がったのですが、ダウンロード販売だとそういう情報ってリスナーのとこに届かない可能性大きくなりますよね、、、、(謎)

1曲ピンポイント買いが出来るのはそれはそれで有り難かったりもしますけど、イマドキはあんまりそういう買い方(参加ミュージシャン繋がりとか)する人いないのかもしれませんね。

レコード屋(CD屋という時代ではありませんでした)でジャケット買い、、、中身的には大失敗!とかいろいろあったのを思い出してしまいました(苦笑)


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