ぴあ株式会社とサーバーワークス社が取り組む、市場規模対前年82.4%減からの次世代システムを支える AWS 戦略
ビジネス環境の変化への対応待ったなし
この4月に4年ぶりに開催されたAWSサミットに参加してサーバーワークスさんの事例セッションについて2つのエントリーを書きました。
- AWSサミット4年ぶりのリアル開催、サーバーワークス社のブレイクアウトセッションに参加してきました
- 会員80万人の電話注文を人が一切介在することなく成立させるパルシステムのAmazon Connect(アマゾンコネクト)導入例
会員80万人の電話注文を人が一切介在することなく成立させるパルシステムのAmazon Connect(アマゾンコネクト)導入例
こちらの記事についてはそれなりに多くの方にご覧いただけたようで、やはりコロナ前後で大きくビジネスのやり方を改変する必要性に迫られている方々が多いのかな...と想像したりしています。
コロナ禍からの復活と次世代システムを支える AWS 戦略
さて、サーバーワークスさんの事例セミナーの紹介記事の第3弾は、セミナータイトルにもなっている「ぴあ」さんの例となります。
この事例の凄いところは、ライブ・エンタテイメントの市場規模はコロナでの自粛の影響で2020年が対前年82.4%減となってしまった状況があるということでしょう。
市場規模については2021年以降回復はしていますが、生活様式の変化と共に、チケットびあ店舗の終了、24時間自動応答電話予約サービスの終了を経て、電子チケットの利用拡大や動画配信サービスの拡大など、よりデジタルに軸足を置いたビジネス転換をぴあ株式会社は行っているとのこと。
ポイントはガイドラインの策定と運用
このような転換に取り組む中で、企業としての重要課題はビジネスの中枢を担うクラウドインフラ基盤の各種ガイドラインを定める事が浮上してきます。
多くの人や部署が沢山のサービスを立ち上げていくことなる訳ですので、利用ガイドライン、運用管理ガイドライン、セキュリティガイドライン等の整備は、地味かもしれませんが、システム開発にかかわる各部⾨がルールやセキュリティを確保しつつ、利⽤部⾨の開発スピードを⾼めるためには避けることは出来ません。
こういったAWSのガイドライン策定をサーバーワークス社が支援つつ、併せてCloud Center of Excellenceの組成、採⽤強化と共に外部パートナーとの共創型内製も検討しているとのこと。
これらの取り組みは、やはりコロナだけでなく、人口減少や地政学的な影響も大きく受けている現在の日本企業が、大石さんが示した
- 競争力の源泉にリソースを集中する
- 人手に頼らないオペレーションを確立する
↑この実現の土台となる大事な取り組みと言えるのではないでしょうか。
動画や資料が公開に
さてここまで紹介したその他の事例の件も含め、参加者には【AWS Summit Tokyo】オンデマンドサイトで公開されていたのですが、6/27(火) より AWS Summit 公式サイトにてログイン無しで利用可能になるようです。
詳細を確認されたい方はご覧いただければと思います。
6/27(火) 以降 : AWS Summit 公式サイト https://aws.amazon.com/jp/summits/tokyo/