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完全自動飛行に対応するドローンシステム「Sunflower Labs Beehive System」

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個人で購入したドローンの記事を書いたのが2014年で、そこから10年近い年月が経過しました。

最近は産業利用はもとより、軍事用のドローンにもその有用性・有効性の観点から注目が集まっているのは皆さんも各種報道でご覧になっているかと思います。

ということで本日は、完全自動飛行での巡視可能なドローンを提供する米国Sunflower Labs社と

Beehive Stack.jpg

日本のジャパン・インフラ・ウェイマーク社が日本初の代理店基本契約を締結したという事と、Sunflower Labs社のドローンについての紹介をしたいと思います。

わたしの会社でウェブサイトを作成している取引先様でも産業用ドローンに関係するサイトは複数あり、その需要が高まっていることは十分理解をしていました。

そしてここ最近では数多くの機体が業務利用可能となっています。

また、すでに10年前に個人向けのドローンのレベルであっても航路の解析やGPSを利用した自動帰投などは実用されていることはわたしのブログでも触れている通りです。

先日日本における自衛隊のドローン利用と法整備の課題についての記事を見かけました。

ですが、民間利用においては既に様々なインフラ点検や空撮といった分野で幅広く活用が進んでいるのに、なぜわざわざ今回ドローンに関する記事を書いているかとういうと、Sunflower Labs社のドローンは完全自動飛行に対応している点をご紹介したかったからです。

ドローンといえば、人間がリモコンを手にして操作するというのが多くの共通認識かと思いますが、「小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ」によると以下のような分類がされており、

  • レベル1:目視内飛行(操縦飛行)
  • レベル2:目視内飛行
  • レベル3:無人地帯(離島や山間部等)における目視外飛行
  • レベル4:有人地帯(都市を含む地域)における目視外飛行

uasroadmap_JPN.png

画像出典:経済産業省 小型無人機の利活用と技術開発のロードマップより

当ブログの読者の方であれば、レベル4がどのような産業に影響を与えるかは説明不要かと思います。

そして、2022年の12月には国土交通省による無人航空機レベル4飛行ポータルサイトもオープンしており、この方面の進展が期待されていることを感じます。

では具体的にSunflower Labs社のドローンを紹介したいと思います。

もともと、創業者のアレックス・パチコフ氏は森の隣に住んでいて、防犯カメラでの監視が役に立たず困っていたとのこと。

そして、セキュリティシステムのために「空に浮かぶ目」となるドローンを作りたいというコンセプトと共に会社を創業し開発したのが「Sunflower Labs Beehive System」になります。

Sunflower Labs Beehive Systemは、Hiveと呼ばれる充電器がセットになっていて、Hiveの扉が開いてから5秒以内に離陸、敷地の3Dマップを基に、フライト航路を自ら導き出すことも出来ます。

更に、時速 30 km の風が吹いても、毎回確実かつ安全に Hive に着陸できるように独自に設計されている点や、防水性を含め99%の気象条件で動作するとしているBeehive Systemは、法的要件のクリアは勿論のこと、産業用・業務用として求められる品質に応えられる製品と言えるようです。

こちらのビデオにもあるように、従来の人がリモコンを操作するユーザエクスペリエンスから更に一段進んで、ボタンを押すだけで後は完全自動であったり、AIを通じた音声指示での運行を可能にしています。

これらの導入が進むことで、ドローンパイロット派遣の調整が不必要となるというのは事業利用の面でも大きな利便性となるかと思います。

日本におけるSunflower Labs Beehive Systemの事例はジャパン・インフラ・ウェイマーク社のサイトで紹介されていますので、ご興味ある方はご覧いただければと思います。

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