【ITエンジニアセカンドライフ】自分軸でようやくイメージが!
前回の続きです。
ビジネスの3大成功要因として「ターゲット、コンテンツ、パッション」を挙げました。
これらは言い換えるとそれぞれ「誰に、何を、なぜ」提供するのかということです。
私は「誰に、何を、なぜ」の3つの組み合わせを自分軸と名付け、私自身の自分軸を一生懸命考えました。
当時、吉見さんの営業セミナーと私のITエンジニア向けのセミナーをそれぞれ月1回ずつやっていたのですが、吉見さんのセミナーのほうが反響がありました。
もちろん吉見さんのコンテンツのほうが良かったからだと思うのですが、私自身がやりがいを感じていたのも大きかったのです。自分のセミナー以上に積極的にアイデアを出していました。
吉見さんのセミナーに集客する際に、特典があったほうがいいだろうということで、吉見さんにインタビューした録りおろしの音声CDを付けたことがありました。かなり初期の頃です。
このときの話があまりにも感動的で、インタビューを手伝ってくれた女性も私も最後には号泣してしまったのでした。
それで、その話を物語化して、Biz.IDに連載(リンク先の「奇跡の無名人」)させてもらったのです。
私はこのインタビュー以来、吉見さんに惚れ込んでしまい、吉見さんのコンテンツを何とか世に広めたいと思いました。
その情熱は、2009年にBiz.IDの連載をまとめ直した『奇跡の営業所』(きこ書房)の出版に結びつきました(2017年にかんき出版から改訂新版が出ました。こちらをお勧めします。Kindle版もあります)。
これで、「なぜ」と「何を」は出てきました。「なぜ」は吉見さんのコンテンツを広めたいという気持ちであり、「何を」はまさに吉見さんのコンテンツです(これらはまとめた言い方で、実際にはもっと具体的な洗い出しをしています)。
「誰に」も自然に出てきました。「奇跡の営業所」のような、「素人同然のメンバーでも力を合わせて逆境を乗り越えられる仕組みをもった営業組織」を作りたい経営者やマネージャーです。
こうして出来上がった自分軸を中心にようやくビジネスモデルが回っていくイメージが湧きました。それが下の図です。
しかし、ビジネスにはもう一つ重要な要素があります。それは「どうやって」です。
ビジネスの天才でもないかぎり、方法論がなければ、つまりやり方を知らなければうまくいきません。
しかし自分軸が固まったのが良かったのかもしれません。方法論も「向こうからやって」きました。
「向こうからやってくる」という意味は、本当はいつも目にしているのだけど、集中して初めてそれに気づくという意味なのだと思います。だから水口先生は「集中してごらんなさい」と書いてくださったのでしょう。
【教訓】
- ビジネスが行き詰まったら、「誰に、何を、なぜ」提供したいのかを一生懸命考えよう
- いつも目にしていることでも、集中して初めてそれに気がつく
つづきはこちらへ。
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