若い人達と付き合うメリットはあるのか
昨日はこのブログに「若い人に付き合ってもらえない大人の条件は「出し惜しみ」」ということを書きましたが、じゃあそもそも若い人と付き合うメリットはあるのでしょうか。口の利き方が気に入らない、話している内容は分からない、食事をするにしてもお店の趣味が合わない、中にはそもそもお酒を飲まない。そういう人たちと付き合うメリットなんかないよ。そう考える人もいるかも知れませんね。
僕は、それはそれでいいんじゃないかと思います。全てのおじさん、おばさんたちが若い人に理解を示す必要もないでしょうし、ウマが合わない人がいるのも至極当然だと思います。
僕は若い人と付き合う上で、メリットを考えたことはありませんが、振り返ってみると「楽しかった」以外のメリットはないように思います。(笑)ただ、強いて言えば、僕の義務だと感じています。僕の世代、というほうが正しいかも知れませんが。僕らの世代が20代、30代のころには、40代、50代のおじさん、おばさんたちにいろいろと教えていただきました。会社の研修では教えてもらえないことを、いろいろと教えてもらったんですよね。
今どきは、新入社員研修でビジネスマナーとしてビールの注ぎ方なんて教えている企業もあるそうですが、僕たちの頃にはありませんでした。また、名刺交換一つでも、研修で学んだのは一対一。しかし、現場では上司に紹介される場合、取引先に紹介される場合など、紹介されたときにどう振る舞うべきか、といったことも、僕の上司が失敗例を踏まえて教えてくれました。
そういうことだけではないのですが、僕たちの世代には、若い人たちに教えていくというと偉そうになるので好きではないのですが、「渡していくもの」があるように思います。「次世代」という言葉を使う人がいますが、本当に次世代を考えるのであれば、次世代と向き合う必要があると思うのですよね。
ま、そういうことを、僕自身は楽しめているのでいいと思っています。楽しめない人が無理やり取り組むものでもないように思いますし。メリット、デメリットといった視点ではなく、楽しめるのであればやる。それでいいように思う週末です。