IT業界における、ティーチングとコーチングの関係
先週のブロガーズミーティングは、新潟から来ていただいた竹内さんに講演していただきました。チームビルディングというタイトルでしたが、まずはコーチングの基礎編に終始していた気がします。
僕自身、スキルのあるメンバーが自発的になるためには、コーチングの基礎的な「傾聴(Active Listening)」や、「問いかけ」「褒める」といった行為が重要だと感じており、その点に関してとても同意しました。
一方で、まだまだスキルの伴わないメンバー。中小のSI会社、あるいは我流でプログラミングを学んできたメンバーが、いくらやる気を出してもスキルが伴わない場合。厳しい言い方をすると、褒めたくても褒めるところがない場合はどうするか。
これは、どう考えてもティーチングが必要になるんですよね、きっと。先日のミーティングに参加されたメンバーの大半は社長。その方達が、自社に新たに加わるメンバーに同じことを考えられるか。う〜ん、難しいですね。やはり、コーチングの前にティーチングから入らざるを得ないのではないか、と感じました。
もちろん先日は、ティーチングをどうするか、といったアジェンダではないので、こちらは我々自身で考えて行かなくてはならない課題だと思います。
「新人類」という言葉が流行った頃から(もっと前から?)、「あの会社では、こういった教育の仕組みがあるのに」と、自社の教育システムを非難する社員がいました。今でもいるでしょうね。
しかし僕は、その会社に行きたければ行けばいい、と考えています。「なぜ行かないの?」それを自問して、行かなかった(行けなかった)理由を明確にすれば、自分がやるべきこともはっきりしてくるのではないかな、と。
若干話が飛んでしまいましたが、竹内さんが投げかけてくださったことで、いろいろと頭の中が整理されました。竹内さん、ありがとうございました。
参考記事:ブロガーズミーティング:自発的な人材をつくるチームビルディング