iPhoneと18ヶ月が経過、結果として良く使う機能は?(1)
2008年7月11日、発売開始にあわせて新宿のヨドバシカメラ前に並びました。仕事柄、SIMロック解除をしたiPhone初代モデルを事前に手に入れてあったこともあり、iPhoneへの期待は発売前からとても高く、会社で複数台入手しようと何人かで並んだのです。
そして入手したiPhone 3G。あれから18ヶ月が経ちます。18ヶ月もの間、これほど飽きずに楽しんで利用したツールというのは珍しいです。昨年の6月には一抹の疑問を持ちながらも、iPhone 3GSを新規契約し、SIMカードを入れ替えし、旧3Gは自宅Wi-Fiだけの利用、塩漬けにしました。
自分は通常使う従来型携帯電話は、約半年に一度くらいのペースで新機種へと交換しています。今使っているのはF-03Aですが、結果的には、どの機種でもいつも重宝するのが、電話・携帯メール・CACHATTO通知メール・定期券・SFカード・マッククーポン券・万歩計・バス電車時刻表画面メモになるから不思議です。10キーは歩きながらでも正確に操作できるので、歩行移動中に使うのはiPhoneよりも携帯電話の方が便利です。
さて、この18ヶ月を経過したiPhoneですが、当然のことながら、よく使う機能はアイコンを1-2枚目のページに移動してあります。そういう意味では、18ヶ月間生き残ってきた使われ方が何なのか、ある意味いい記録になるので、自分のiPhoneで実際に何を使っているかを見てみましょう。
まずは、一番下にある共通バーには何を置いてあるでしょうか。
■電話: 言わずと知れた電話です。ソフトバンク機種を持っている人にかけるときにはiPhoneからの電話を使います。電話をかけても余計な費用がかからないのは不思議と気分が楽ですから。でも、それ以外の場合、電話機としては使っていません。
■Safari: これも多様しますね。WebKitベースのブラウザです。ダブルタップでのサイズ最適化、2フィンガーでの拡大縮小など、ドコモのHT-03Aや新しいGoogleのNexus Oneでも実装されていないユーザーインターフェースが実に優雅です。たぶん特許の関連ですね。Flash対応の噂がありますが、OS4に期待大です。
■iPod: いつの間にか進化したGeniusプレイリストがすごいです。Geniusは、ある1曲を選ぶと、自動的に手持ちの音楽の中から、似たような曲を選んでくれます。昔のフュージョンの曲を選ぶと、それに似たものを、「よくもここまで!」と思えるように、好みを合わせて選んでくれます。まさに天才。どのようなアルゴリズムなのか、掃除機のルンバのように、使うたびに楽しんでいます。
■Cachatto: 会社のメール・スケジュール・社内ウェブページなどを利用するためのセキュリティアプリケーションです。他アプリとのコピペが禁止されているので、社内情報が他に持っていかれる心配がブロックされています。3GSになり、日本語入力がスカスカできるようになり、社内ブログへのコメント書き込みなど、当初思ったよりもずっと多用しています。
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さて、次にトップの画面に入っているそれぞれについて。
■SMS/MMS: 重宝するのが、ダイアログ形式での会話ができることです。社内でiPhoneを持っているもの同士で連絡するときには、メールよりもSMSで連絡してしまうことが多いです。MMS(通常の携帯メール)が使えるようになったのはOS3以降でしたが、自分の中では定着しそびれました。携帯メールは不思議とドコモのままです。
■メール: i.softbank.jp 以外にも、GmailやMobile meのメールアカウントリーダーとして重宝します。ただし、会社のメールは端末にデータを残すのはNGなため、使っていません。使いやすいインターフェースはとても参考になります。検索機能がついたり、写真アルバムから写真を何枚でもコピペできるようになったのは喜ばしい進化でした。
■写真: パソコンにあったデジカメ写真もiTunes経由でこちらにコピーされています。iPhoneにはアプリケーションデータを共通で使いまわしできる場所がここしかないので、ちょっとしたメモなども、電源ボタン+ホームキー を押して、ここに保管するようになってしまいます。
■カメラ: 3GSの接写機能はいいですね。文字情報を含んだもののメモもよく撮ります。ちなみに動画は殆ど使わないです。なぜだろう。撮った写真をつなげるAutoStitchというアプリは優れものです。(明日説明します)
■マップ: 知らないところに行くのに、方位磁石機能付きのマップには助けられます。ピンをドロップしてストリートビューで行く先の周りの様子を事前確認することもよくあります。メールの住所から一発でそこが出せるのもいい進化ですね。
■YouTube: Wi-Fiで見ると驚くほど高画質に見えます。一方、外での画質が少し悪い版も軽くて好きです。TED-Talksをジムで見るのが一番の使い道でしょうか。
■設定: よく使うのが、「機内モード」と「明るさ調整」です。Sleep Cycle(明日説明します)というREM睡眠を測定できるアプリを使って睡眠の度合いを見ています。その時に枕元での電磁波やメール着信音が気になるので、機内モードを多用するようになりました。
■weathernews: 立ち上がりがちょっと重いのが気になりますが、雨雲レーダーの予測や地域の天気詳細など、これをチェックすれば安心感があります。メールでドコモ携帯に届く情報の補完的位置づけです。
■Jaadu RDP: だいぶ前に紹介しました。会社のネットワーク設定が必要ですが、自分の会社PCを外から遠隔で操作するのに使っています。ポインターを動かすのではなく、画面を動かすことや、二本指でスクロールや、右クリックができること、さらには、漢字エディターが手元にあることで、PCでできる操作をほぼ全て矛盾なくできることがすごいです。3Gネットワークでもサクサク動きます。意外と不便なのが三本指による拡大縮小操作です。拡大縮小のようなよく使う操作に両手が必要とされるのはしんどいです。
■Echofon: 年末に知り合いから強制的に使い始めさせられたtwitterの専用アプリです。当初は無料版を使って今したが、あまりに多用するので、有料版を並行して入れました。有料版でよかったのは、フリック入力中に間違ってゴミ箱に入れてしまったtweetを復活させられることです。
■ITmedia: ITメディアの記事を読むためのアプリです。データをため込む形式のものなので、地下鉄に入ったらこれを読むことが多いです。電波に依存しないアプリもいいです。
■坂本史郎 ブログ: ブックマークのアイコンですね。これも昨年始めたこのたオルタナブログのサイトチェック用に使っています。この手のチェックがすぐに出来る軽快さはiPhoneならではです。
■Enjoy Sudoku Daily: 数独のゲームです。毎日、さまざまな難易度のものが配信されます。解くのに必要だった時間を他の人との相対的成績で表示するので楽しいし悔しいです。難易度の低いものは、ちょっとした時間に重宝しています。難易度の表記は易しい方から次の順です。Easiest / Easy as Pie / Picnic / Simple / Easy / Moderate / Intricate / Difficult / Annoying / Devious / Fiendish
■産経新聞: 「ひなちゃんの日常」を読むのに使っています。必要とあれば経済欄なども読みます。手元に無料で新聞が丸ごとあるというのは何とも頼もしいです。是非、有料でもいいので日経新聞もこの形式で実現をお願いできませんでしょうか?nikkei.netが春から大はば更新されるのにあわせて。新聞形式の表示は捨てがたいものがあると思います。
■Star Walk: 12月に巡り合ったアプリです。星に向けるとその名前や星座の絵がわかります。今は早朝、星が出ていて、帰るときも暗いので、通勤徒歩中が忙しいです。でもiPhoneを空に向けながらいる自分の様子が人に怪しまれないか、そこのところが心配です。品質が高いARアプリだとお気に入りです。
■計算機: なんとも使いやすい計算機です。横にすれば関数電卓なのですが、好みが違う関数電卓なので、こちらはあまり使っていません。(自分は数式をそのまま入れることができる形式の関数電卓が好きです)
明日は2番目のページへ。