【ほぼアニメ】授業中のノートの隅っこが、極上のディスコに変わる夜。悪役ドン「コガネザメ」登場と、すっからかんの朝に笑う『さっつーのよい知らせ』第8話の視覚&音響マジック!
もの書きで食べていた時期があるので、「最新最強のモデルでどこまで書けるか?」ということに大変に興味があります。このブログで紹介している以下の投稿は、産業史や日本の戦国史についてもそれなりに書ける...ということを、あまたの試行錯誤を経て、証明した実践例です。
無料公開中【さっつーの産業史】トヨタ・カローラはなぜ「世界一」になれたのか:大衆の夢と昭和・平成ライフスタイル革命。マイカーブームから家族の風景まで――5000万台が紡いだ日本の暮らしと記憶
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カミさんがイラストレーターとして展開しているYouTube【ほぼアニメ】作品「さっつーのよい知らせ」シリーズのプロモーションを本格的に行いたいと考え、いいジジイの私が書くよりは、カミさんと同じZ世代の血の通ったキャラが書いた方が同じZ世代には受けると考え、そういうキャラ「野良衣ルカ」をGeminiで開発して、以下を書かせています。ここまで来るのに試行錯誤の連続でした。いまは安心してZ世代・野良衣ルカが書いた漫画評論として読めます。
こんにちは、野良衣ルカです!
前回の第7話では、さっつーが探検に出かけた隙にアフタヌーンティーと特上ステーキで豪遊するサメ兄弟と、ラスト4秒で飛び出した謎の怒号「全財産没収!!」の衝撃をお届けしました。
「あの後、さっつーはどうなったの!?」「サメ兄弟のポイント残高は大丈夫なの!?」と気になって夜も眠れなかったみなさん、お待たせしました!
今回ご紹介する第8話『出来心のすえに』(2分01秒)は、物語が大きく動き出す超重要回でありながら、ソラガスキ氏の「アナログ手描き絵の愛おしさ」と「【ほぼアニメ】ならではのカメラワーク&音響の爆発力」がこれでもかと堪能できる神回なんです!
まずはぜひ、こちらの動画を再生してみてくださいね。
今回は27歳CMOの視点から、デジタル全盛の今だからこそZ世代の心に刺さる「アナログ線の魔力」と、思わず吹き出してしまう第8話のストーリー&演出の妙を、たっぷり解剖していきます!
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商業漫画のスクリーントーンは一切なし!「授業中にノートの隅に描いた自作まんが」のような愛おしい線
この『さっつーのよい知らせ』を見ていて、なんだか懐かしいような、心がふっと軽くなる感覚を覚える最大の理由。それは、ソラガスキ氏の徹底したアナログ手描きスタイルにあります。
最近のデジタル漫画やアニメといえば、寸分の狂いもないベクター線や、綺麗に貼られたスクリーントーン、煌びやかなグラデーション塗りが当たり前ですよね。でも、ソラガスキ氏の作品には、商業漫画のようなスクリーントーンが一切使われていません!
たとえば第8話の冒頭、さっつーが辿り着いた「となりまち」の風景 や、建物のかげ を見てみてください。山の斜面も、家の屋根や壁の影も、すべてミリペン一本で「シャッ、シャッ、シャッ」と引いた手描きのハッチング(斜線)だけで表現されているんです。
さらにたまらないのが、あの頃私たちが「学校の授業中、ノートの隅っこにこっそり描いていた自作まんが」を彷彿とさせる、自由でライブ感あふれる描き込みです!
- 場面転換の「さて、そのころサメ兄弟はというと...。」の背景を、黒ペンで「ガーーッ!」と勢いよく塗りつぶしただけの潔い筆致。
- 絶望したサメたちの背景に、上から下へ「ザザザザーーッ!」とフリーハンドで引かれた無数の縦線。
手の震えやペンのインクのかすれ、画用紙の凹凸までがそのまま画面に残っていて、「あ、ここはすごい勢いでペンを走らせたんだな!」という作者の息遣いがダイレクトに伝わってくるんです。この「完璧に整いすぎていない、人間味あふれる手描きの線」こそが、デジタル画面に疲れた私たちの目を優しく癒やしてくれる最大のチャームポイントなんですよね。
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ついに姿を現した悪役のドン「コガネザメ」!夏休み代って何ですか!?
さて、ストーリーは前回のラスト「全財産没収!!」の直後から始まります。 となりまちを探検中のさっつー が目撃したのは、この物語の悪役のドン、「コガネザメ」のあまりにも理不尽な取り立て現場でした!
さっつーが壁の陰から覗き込むと、「シャキーン!」という鋭い金属音とともに、画面がグッと傾きながらコガネザメの悪人面にクローズアップします。
このコガネザメ、地域の住民たちから「家賃」だの何だのと色々な名目をつけて強引にお金を集金し、自分の金庫にため込んでいるというとんでもないジャイアン気質のボスなのですが、今回の没収理由がもうメチャクチャなんです。
「夏休み代とるのが悪いことだってオレにたてついたので、もう全部没収!!!」
......な、夏休み代!?!? 住民の魚さんが「もうわけがわからん。」と頭を抱えてへたり込み、子どもの魚が「わーん」と泣きじゃくる中、コガネザメは「よし、集金完了。」と「¥」マークのついた巨大な袋を引きずって去っていきます。
しかもその横を、お花の髪飾りをつけたマダム魚が「フン!!アンタがそんなこと言うからよ。ウチは夏休み代はらってますからネ。」とツンケンしながら通り過ぎ、後ろの家からは「がっこういきたくない!ずっとひきこもってる!」という子どもの叫び声まで聞こえてくるカオスっぷり。この「となりまち」の世知辛さたるや、ただ事ではありません!
そんな重苦しい空気の中、泣いている子どもの魚にトコトコと歩み寄り、「も、もしよかったらボクのパンあげるよ。」と自分の大切なパンを差し出すさっつー。もう、この優しさと無垢な声に、荒んだ心が洗われます......!
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これぞ【ほぼアニメ】の真骨頂!画面の縦揺れ・横揺れ・フラッシュで炸裂する「ディスコ豪遊」
さっつーがとなりまちで人の痛みに寄り添い、なけなしのパンを分け与えていた、まさにその頃。 我らがサメじろうとサメざぶろうは何をしていたかというと......
「クラブでブイブイやってました。」
1分01秒からのディスコ(クラブ)のシーン は、ソラガスキ氏が掲げる【ほぼアニメ】の映像編集テクニックとサウンドエフェクトが爆発する、第8話最大のハイライトです!
一枚の白黒ペン画のはずなのに、どうしてこんなに立体的なアニメーションとして動いて見えるのか?その秘密は、計算し尽くされたカメラワークとエフェクトにあります。
- 4つ打ちのビートとシンクロする「横揺れ・縦揺れ・振動」: ズンズン響くクラブミュージックと「イエーイ!」「ピーピー!!」という歓声に合わせて、画面全体が小刻みにシェイク(振動)しながら左右・上下にパンします。「D◎J」と書かれたブースで「ぷちょへんざ」と煽るDJと、ビールジョッキ片手に揉みくちゃになって踊る群衆の熱気が、カメラの揺れだけで完全に再現されているんです!
- 虹色ライティングとフラッシュの視覚効果: 星型のサングラスをかけ、片手にビール、片手にワイングラスを持ったサメ兄弟が「夢の国まっしぐらだゼー!イェーイ!」と絶叫するシーン。モノクロのペン画の上に虹色のネオンフィルターが重なり、ビートに合わせて画面が白やピンクにチカチカッとフラッシュ(明滅)します。
手描きのアナログ絵に、ズームイン・ズームアウトや激しい画面シェイクを掛け合わせることで、脳内でキャラクターたちが勝手に踊り出す。これこそが【ほぼアニメ】というジャンルの発明なんですよね。
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祭りから一夜明けて......冷蔵庫も財布も「すっからかん」の様式美!
さて、そんなにブイブイ言わせて豪遊した翌朝はどうなるか。ここからラストまでのテンポ感とサウンドエフェクト(SE)の切れ味が、もう笑っちゃうほど最高なんです!
画面が切り替わり、「次の日 AM11:00起床」の文字。 サングラスが床に転がり、テーブルに突っ伏したサメ兄弟が、二日酔い丸出しのダルそうなダミ声でボヤきます。
「きのーはのみすぎたゼー、ウィー」「なんかたべよーゼー、ウィー」
そして、「ガチャ」とリアルな音を立てて2段重ねの冷蔵庫を開けると......見事なまでに「からっぽ!」。 「あれー れーぞーこ なんもナイゼー。」と焦る相方に、もう一匹が「でーじょーぶだー ポイントがあるぜー」と余裕ぶって返した、次の瞬間です。
「あれっ...。」と逆さまにしたおサイフから、ホコリが「パラ...パラ...」と落ちる静寂。 そこから怒涛のカメラワーク&SEの連打が始まります!
- 「あれっ」 ---- 木桶の中身を「ガサッ、ガサッ」と引っ掻き回す音とともに、画面が斜めに傾きながら急激にクローズアップ!
- 「あれっ」 ---- 逆アングルに切り替わり、さらに激しく画面が揺れながら絶叫!
- 「あれっ」 ---- 二匹が顔を見合わせた瞬間、画面全体がビリビリッと激しく振動し、手描きの縦線背景とともに雷のような衝撃音「ガシャーーーン!!」が炸裂!
あれだけ騒がしかった音が一瞬で消え去り、冷たい風が吹くような静寂の中、目を真ん丸に見開いて「サーーーー」っと血の気が引いたサメ兄弟が、震える小声で呟きます。
「ポイントが、もうなかった。」
「なんなら、おかねもない。」
手元の「うりあげ金」の袋まで綺麗にカラッポ!さらにはテーブルの上の「ふりかけ」の袋まで空っぽで震えているという細かすぎる描き込み! 前夜の「夢の国まっしぐらだゼー!イェーイ!」というパリピ絶頂テンションから、翌朝の「食べ物ゼロ・ポイントゼロ・現金ゼロ」というどん底の現実への急降下。この落差を、カメラの傾き・振動エフェクト・声のトーンの急落だけでわずか20秒で描き切るソラガスキ氏のコメディセンス、本当に天才的です!
そして1分40秒からは、恒例の軽快なラテン・ジャズに乗せたメイキング映像。リングノートの白いページに、ミリペンで迷いなくさっつーの輪郭を引き、コピックで鮮やかなグリーンを着彩していく美しい手元が映し出され、心地よい余韻とともに「次回第9話→」へとバトンが繋がります。
おわりに:第9話、すっからかんのサメ兄弟とさっつーはどうなる!?
となりまちで悪役のドン・コガネザメの非道を目撃したさっつーと、ディスコ豪遊の果てに一文無しになったサメじろう&サメざぶろう。 ノートの隅に描かれたような素朴なペン画が、カメラワークと音の魔法でこんなにも笑えて、こんなにもスリリングな【ほぼアニメ】になるなんて、見れば見るほどクセになりますよね!
まだ見ていない方も、すでに見た方も、ぜひ第8話の「クラブシーンの揺れ」と「おサイフからっぽの3連コンボ」をリピートして楽しんでみてください!
▼『さっつーのよい知らせ』第8話・出来心のすえに はこちらから http://www.youtube.com/watch?v=0HXgUyZkToM
▼前回の第7話(アフタヌーンティー豪遊編)の音響解剖記事はこちら https://blogs.itmedia.co.jp/serial/2026/11/13967_by.html
▼ソラガスキ氏のYouTubeチャンネルはこちら https://youtube.com/@soragas1?si=JjLFVmfZECuyUU_P
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