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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

簡易勝手分析:米Yahoo! + Microsoft

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ごく個人的な立場で思ったことを書いてみます。

現在ある米Yahoo!のサービスとMicrosoftのネット事業とを足してみても、ブランドの混乱が起こるばかりでまったくうまくありません。そのことは当事者双方がよくわかっていると思います。

事業者目線で言うと、これから世界的に起こる携帯端末プラットフォームの大変革に対して、どう投資していくかが問われるわけです。

日本ではすでに携帯端末、サービス、消費者の創発的な利用スタイルなどが花開いています。jig.jpのような個性的なサービス、モバゲータウンのような他国に例のない事業モデルなどが勢いを得ています。携帯大手3社の収益もおおむね良好です。

世界のほとんどの国ではこれに近い状況がこれから形になっていきます。
研究や投資はそれなりに進んでいると思うのですが、国民の2割~7割がどしどし使うデータ系のサービスのあり方については、まだまだ未開の原野のようなものです。

そこにおける事業展開をどう設計していくか?

なにせ関連市場が抱える消費者は数億といったオーダーなのです。5年程度で追いかけてくる中国やインドも入れるとケタが1つ増えます。近未来の事業のデザインは非常に重要です。これで勝つか負けるかが、10年後に生き残る企業になるかを決めると言っても過言ではありません。

仮に、デスクトップはMicrosoftの既存のサービスの方で継続的に受け持ち、モバイルプラットフォームの方は今後米Yahoo!が受け持つように分担する、といった整理が可能なら、先々のブランドの混乱もあまり大きな問題にならず、両社のリソースが有効活用できると思いました。

携帯先進国日本が蓄積したノウハウや技術なども、これから価値が高まっていく可能性があります。

以上簡易勝手分析でした。

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