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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

物流イノベーションが始まります

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辻さんがものすごい勢いで投稿されているのに刺激を受けて私も日に2本とか投稿してみているわけですが、あれですね…。ブログ投稿筋力みたいなものができてくると、日に2度の投稿はまったく何でもないですね。放っておくと4本ぐらい行けそうですが、それもあんまりなので。

物流は21世紀に大きな発展が見込める産業です。IT業界のような速度感はないけれども、UPSに代表されるイノベーションは起こっているし、それ以外の企業においても、グローバリゼーションのなかで、何ができるかを再定義していたりします。先日某案件で某社のプロジェクトに絡みましたが、モノの流れそのものにタッチするものではなかったけれど、非常に興味深いお話を伺う機会がありました。それも含めて要守秘なので…。

今日の日経新聞に載っていた記事「データで読む新輸送地図①」の図に目を丸くしました。タイトルは「鉄道コンテナが海を渡り始めた」。

これはITで言うネットワーキングですよ。

物流はITのネットワークのアナロジーで捉えられるというのがかねてからの持論で、パケット化とルーティングと”帯域”さえ確保できれば、まんまIPネットワークの原理が使えます。机上では。
それに近いことを行おうとしているわけですね。

-Quote-
ただ線路がつながっていない海外にどう貨物を送るか。可能にしたのは発想の転換だ。JR貨物のコンテナを一度も開封しないままフェリーや韓国の貨物列車に積み込む仕組みを始めて採用、”直行列車”のように積み替え作業を不要にした。輸送機関が短縮し、品質上のトラブルも減った。
-Unquote-

古くさーいと言っては語弊があるけれども、あの鉄道貨物用コンテナをIPのパケット的に利用することで、海を越えさせるわけですね。
ネットワーク的に言うなら、ノードが増えてネットワークが密になればなるほど、企業価値を向上させる方策を打ち出しやすくなります。オプションが増えるわけです。それが世界規模で起ころうとしているのが今。物流イノベーションが始まりますね。
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