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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メル・ブルックスの「プロデューサーズ」がやけによかった件について

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たまに映画を観たからと言って、それも映画館ではなく自宅で観たに過ぎないのに、後生大事にネタとして書くわけだ。

メル・ブルックスをたくさん観ているわけではないですが「珍説世界史PARTI」はすごく印象に残っています。この人ほんとに映画を愛しているんだなぁじわーんという終わり方がすごくよかった。確かヒトラーのことをかなりこきおろした内容なのですが、最後にキャストが”ストーリーの外”に出てきて、敵役味方役入り乱れて交歓するといった風でした(記憶違いがあったらごめんなさい)。フェリーニの「そして船は行く」に近い終わらせ方です。作品がエンディングで少しだけ”メタ”な構造を見せる瞬間。ああいうのは好きだな。

「プロデューサーズ」は最初ややグロに寄せた路線なのかと思いましたが、ミュージカルの精髄のようなものがよく伝わってきて楽しいのと、最後まで観るとあぁこの人はやっぱりショービジネスを心から愛しているんだなぁじわーんというのが伝わってきます。ゲイでも詐欺でもエロでもユマ・サーマンでも、ミュージカル関係者に仕立ててしまえば「それでいいのさ~♪」的な楽観主義がたまりませんね。劇中ミュージカルのゲイのヒトラー役Gary Beachが最高でした。ユマ・サーマンのボケも必見。

楽観主義に拠る天才。これは最近では貴重です。

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