[仕事]外資系で働いて一番得をした事
そういえば、ひょんなことで村上憲郎さんが社長を勤める外資系企業の日本法人で働くという貴重なご縁を頂いてから、気がついたら外資系企業とのご縁が続いています。
あるときは、取材対象として、あるときは中の人として、また今はお客様の半数が外資系企業という状態です。
過去にこのブログでも、外資系の急なリストラの話や、英語に関する話などいろいろ書いて来ました。今読み返すと、考察も甘いですし、ちゃんと編集してないので誤字脱字もありますし、今の自分とは少し考えも違いますが、一応リンクを下の方に貼っておきます。
今日は得をしたな、やっぱりこれは財産だよなあ。
という話を書いておきたいと思います。
実は、一番得したということは、英語の勉強になるとか、異文化に慣れるとかではなく(それももちろん良かった体験なんですが)、ずばり、
遠隔地にいる人と、どうやってミスを最低限に押さえ、期日までに仕事を成し遂げるかというノウハウが身に付く
です。
なんたって世界に社員が散らばっており、会うのは四半期毎の会議や、年1回のキックオフくらいです。国籍も年齢も違う人たちの集団で、(私はマーケティング担当だったので、例はマーケティングになりますが)1つのマーケティングキャンペーンを各国に合わせた形で遂行していくわけです。普段のやり取りは電話やSkypeの定例会議やメールが中心になります。しかも時差の関係もあり、メールも返事を受け取るのは翌日だったりします。
確かに対面のほうが、コミュニケーションの効率は上がります。でも、それが出来ない場合、どのようにしてコミュニケーションを円滑に行い、業務を遂行するか、進捗をどう管理して行くか、それを体験して来た事は非常に大きな財産になっているなと思いました。
今、日本でも在宅勤務などの人も増えていますよね。また、クラウドソーシングも話題です。ネットの普及で、この動きはますます加速していくように思います。もちろん対面は重要ですが、それが叶わない相手との仕事はますます増えて行くと思うので、今までの体験を思い起こしながら、ビジネスに活かして行ければと思っています。
過去の外資系関係のエントリー:(今とは状況が違っていますがご参考まで)
非がなくても、急にくるリストラもある 2005年
外資系の大変さ 2005年
English nameって必要なのかな? 2006年
ネットゲームと外資系勤務 2009年
つたない英語でいいのか、悪いのか、容認する人、否定する人 2010年
「外資は嫌なんだよね」という人たちへ 2009年
外資系で微妙な位置でサバイブする人たち(笑)の極意 2009年
外資系IT企業社員の平均年齢があがっていくわけは? 2011年