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外資系で微妙な位置でサバイブする人たち(笑)の極意

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先日書いた、「外資は嫌なんだよね」という人たちというエントリが予想外にアクセス数があったので、今回は、「じゃあ、外資系で生き残っていくためにはどうしたらいいの?」「外資系でもすごい仕事のできる人でなくても、普通に仕事をして、ずっと勤めてる人もいると思うけど、彼らはどんな努力や工夫をしているの?」への回答編としたいと思います。ぱっと思いつくのは以下のようなことです。念のため、mixi日記に先にアップして数人のオルタナブロガーさんに見ていただき、少し修正しました。なお、特定の人のことを書いているわけではないので、誤解をされませんよう、宜しくお願いします。私が勤務してきた会社での体験や、外資系勤務の友人から聞いた話をもとにまとめました。

とにかく英語力に磨きをかける

上司だって、言葉が通じるほうがありがたいので、とにかく、英語力の習得に命をかけている人。TOEIC満点の人もいたりします。普段から英会話教室に通って、英語力が落ちないよう、また更に磨きをかけるように努力されています。

出世をせず微妙な位置にとどまる

高成績を残して、出世してしまうと、重圧がのしかかってきます。敵も増えます。よって、微妙な位置にとどまり、出世しすぎないようにします。

営業など、報酬は一時的に高額だけど、結果が確実に求められる部署に行かない

外資系IT企業の営業担当者は、会社によっては高いコミッションで社長より稼ぐ人もいますが、売れなかった場合は3ヶ月や6ヶ月で解雇され、競合 他社で採用され、そこでもまた6ヶ月で解雇・・・ということもあります。この手の転職はだんだん苦しくなるので、管理部門やサポート部門などに所属すれ ば、営業ほど稼げなくても売り上げがあがらないから解雇ということはありません。

レポートはきちんと、場合によっては人がやったものも自分がやったもの

外国人上司が喜ぶようなレポートを期限までに出します。たいていの場合、指定のフォーマットがあり、それを本社(もしくは日本がAPACの傘下にある場合、APACのHQ)で上司がマージします。場合によっては、他の部署がやって、自分が少し関わったものも、自分のレポートに混ぜたりして「こいつはすごいな」と思われるようにします。

特定上司に仕える

外資でも派閥というか、なんと言うかそういうものがあるので、長いこと支持されそうなえらい人につきます。会社が傾いてその人が転職した場合など も、よいポジションに引っ張ってもらえることもあります。ただ、人選を間違えると大変です。主流だと思っていた上司が、主流から外れてしまうと、自分の首 も危なくなります。 勢力図を作って、管理し、どっちにつくかを真剣に考えている人もいるとかいないとか。

部下と自分の上司を合わせない、話をさせない

自分の部下やアシスタントと、自分の外国人上司を会話させないようにブロックします。日本法人社長秘書が、本社のCEOに対して、「うちの社長は ダメです。私が社長になったらもっと製品が売れます」と直訴して、秘書が翌日から社長になって、元社長が解雇されて売り上げが大幅に躍進なんていうソフト ウェア会社があったとかいうウワサも聞いたことがあります。(注:360度評価が導入されている会社では難しいようです)

ちょっといやらしい部分と、役に立ちそうなノウハウとあわせて書いてみました。別に外資系だけじゃなくて日本企業にもあてはまるのじゃない?などの意見も寄せられましたが、どうでしょうか?

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