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ThinkPad W701dsがやってきた(キーボード編)

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Lenovoは、2010年にThinkPadラインナップを大幅に変更しました。以下が2009~2010年にかけてのラインナップの変更ポイントです。

ThinkPad X2xx系→一桁目増加
ThinkPad T4/5xx系→二桁目増加
ThinkPad W5xx系→二桁目増加
ThinkPad W7xx系→一桁目増加
ThinkPad X3xx系→廃止
ThinkPad R4/5xxx系→廃止
ThinkPad Edge→新設
ThinkPad X100e→新設
ThinkPad LS4/5xx系→新設
ThinkPad L4/5xx系→新設

リフレッシュは、T4/5xx、W5xxは2桁目を増加させましたが、X2xx、W7xxは1桁目を増加されました。それ以外は廃止もしくは新設されました。

現行のThinkPadのラインナップのキーボードの種類は4パターン存在します。新7段、旧7段、6段、アイソレーションです。新7段は2桁目を増加させた組、旧7段は1桁目を増加させた組、L/LSが6段、Edge/X100eがアイソレーションとなります。

L/LSを6段にした理由はコストダウンでしょう。多くのユーザにとっては伝統的な7段キーボードのオーバースペックです(必要な人もいますが)。私は、上2段で使用するのは、ESC、F5、PrtSc、Delete、PgUp/Dnぐらいです。後 Endをリモートデスクトップを使うときだけ使用します。このため、6段キーボードも十分です。また、戻る・進むボタンを活用している方も多くはないと思います。

ThinkPadのキーボードの変更に関して一番気になるのは、新7段キーボードにしなかったX2xx系とW7xxです。日本ではX2xx系は人気があると思います。市川さんのレビューにもあるように3月注文6月到着と言うありえない納期です(一部の部材がなかったとか)。

ただし、W7xx系とX2xx系が世界的に売れているかと言われると、W7xxは数は出ていないでしょう(どれだけ売り上げが出ているか不明)。X2xxもモバイル系は日本では売れても世界的に売れないのがやはり実情でしょう。

このため、キーボードリフレッシュは、売れている製品に対して行って、W7xxとX2xxは後回しされたのではないでしょうか。7段のRを廃して、6段のL/LS系を新設するぐらいですから、Lenovoはコスト意識が高くなっている感じがします(それは当然ですが)。

このように旧7段キーボードがいくつか残っていますが、今私の手元にある現行 ThinkPad(X201sとW701ds)はすべて旧7段です。

前置きは長いですが、W701dsのキーボード評価をしてみます(最近のW701dsエントリはすべてW701dsで書いています)。

ThinkPadのアルファベット+三桁世代は大概キーボード評価が低いです。筐体のリフレッシュしたコストアップのせいで、キーボードはコストをかけられなかったのでしょうか?確かに、私も X61>>>X201sだと思います。

W701dsのキーボードですが、同じ旧7段組みとX201sと似ています(ほとんど同じでしょうけど)。ただし若干軽いかな?(メーカ違い?)と思いますが、概ね悪く感じません。

キーボードがばたばた言うこともありませんし、キータッチはThinkPad特有のよさも当然あります(ThinkPad キーボードから他に移るとこれが耐えられない)。私は、世間の評判ほど悪くは思えません。これはX201sと比べているからかも知れませんが。

ただし、キーボードの高さは私には耐えられません。

上がX201sで下がW701dsです。

W701dsでキーボードをたたいているとひじが痛くなりました。高性能なCPUとGPUを搭載するのですから厚さも仕方がないのかも知れませんが、形状を変えてみてもいいのではないかと私は思います。

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