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24日から一般公開になった東京モーターショー2009が、早くも苦戦しているようです。最初の土日に天気が悪かったことを考慮しても、入場者数は前回比約4割減の12万6400人でした。主催者目標の最終来場者100万人は、厳しい状況です。
今回は海外メーカーが軒並み出展していないだけでなく、国産の商用車や部品・車載機器メーカーで出展取り止めのところがあります。前回2007年に比べ、展示面積は半分近い縮小ぶりです。しかも大がかりな2階建てのブースが減って、会場の”空”が広いです。
景気悪化の影響は、モーターショーに関係するイベントコンパニオン業界に及んでいます。
モーターショーと言えば、ナレーター・MC/モデル/ダンサーを使った派手なステージがイベントの華でした。今回は出展企業が少ないだけでなく、出展している企業も経費を削減で派手なステージを止めたところがほとんどです。受付のコンパニオンの数も減っています。
イベントコンパニオン業界に、さらに新手の競合が現れました。こちらの動画をご覧ください。Boschブースの最新式コンパニオン(ナレーター)です。(音が出ます。お仕事中の方はご注意ください。)
車の隣で女性が説明してる一見普通の映像ですが……カメラが横に回ってみると、厚みがありません。以前にご紹介したエプソンのリアープロジェクションフィルムを使ったデジタルサイネージかそれと同じようなモノと思われます。イベントで実際に使われているのは初めて見ました。Boschブースだけでなくダイハツブースにも登場しています。(画像はこちら)
バーチャルコンパニオンは、モーターショーの長い会期中、インフルエンザに罹ってダウンする心配がなく、休憩時間の必要なしに1日中繰り返して説明してくれる便利な”人材”です。人間が機械と競合する場面がまた一つ増えました。
すっかり地味になってしまった会場で、自動車メーカーブースでは唯一の本格ダンス演出となったホンダのステージが人気です。(音が出ます。お仕事中の方はご注意ください。)
アシモの技術を応用した自律型一輪車U3-Xのデモです。私はこれを見て、ようやくセグウェイを超えるモノができたと思いました。
U3-Xはコンパクトで、人の体の幅以下のスペースしか必要としません。数段の階段程度であれば、持ち上げて移動することができそうです。
クラウド対応の広いデータセンター内を移動するカスタマエンジニアの乗物として、使えるのではないでしょうか。これなら、ヒールのある靴でも乗れますよ、山口さん。
さて、
ここまでモーターショーの話をずっとしてきましたが、私自身はまだ会場に行っていません。インターネットの情報だけで書いています。出展者はバーチャルコンパニオンで商品説明し、私がその動画をYouTubeで見ている、ここに実は車が売れない理由の一つがあるという説があります。続きは次回に。
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