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はてブも大量についている有名記事なので敢えて私が紹介するまでもないのですが、津田大介氏による『「EMIは打つ手がなかった」―DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は』は必読の良記事です。音楽コンテンツのコピー対策に関する過去の経緯と問題点についてわかりやすくまとめられています。
この問題は簡単な解決策があるものではないですし、前のエントリーでも書いたように最適な解決策は技術の進化と共に変わっていくものです。しかし、今までのやり方で何がまずかったかは明らかで、要はレコード会社側の「ユーザー軽視の姿勢」が問題の根だったということです。津田氏の記事を引用すれば、
本来レコード会社という存在は消費者から意識されない「空気」のような存在である。よほどマニアックなインディーズレーベルでもない限り「あのレコード会 社の音源が好きだから、知らないアーティストだけど音源買おう」という話にはならない。あくまでレコード会社は黒子的な存在であり、本質的な話をすれば、 そもそも消費者と対立すること自体がおかしいのだ。
ということであります。
もうひとつ良記事というかややコントロバーシャルな記事ではありますが、『「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る』もご紹介しておきます。丸山茂雄氏は元SME社長で音楽業界にも精通しており、人望も厚いのでその意見は拝聴に値するとは思いますが、個人的には総論賛成各論微妙というところでしょうか。
丸山氏は、今の音楽は長すぎてつまらないのが問題だということで、「47秒で完結する音楽を専門に販売する携帯サイト「47」(ヨンナナ)をこのほどオープンした」そうです。(まさかとは思いますが、47という名称はWinnyの47氏とは偶然の一致でしょうか?音楽の流通の変革者という点で47氏を意識した上での名称だったらすごいですが。)
音楽にもっとカジュアルな楽しみ方があっても良いという発想は賛成ですし、聴き所を凝縮した短い曲にも需要はあるでしょう。だけど、私としては、そういうのは制作者側が「ここが聴き所だよ」と消費者に押しつけるだけではなく、消費者が「私はこの曲のこの部分が好きなのでここだけ取り出したバージョンを作るんだ」と消費者自身が曲を加工していくというアプローチ、要するにリミックス・カルチャーを無視してはならないと思います。
まあ、いずれにせよ、音楽の流通方式、楽しみ方にいろいろなバリエーションが生まれるのはよいことです。消費者中心という考え方が忘れられることさえなければの話ですが。
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