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昔、日本IBMの本社SE部門でOS/2を担当していた時に、開発部門から、日本語キーボードのレイアウトの標準(いわゆる106キーボード)が決まりましたというレターが回ってきました。その時は、少ないスペースに日本語のキーが詰め込まれているのでしょうがないとは言え、半角と全角がトグルになってるのはどーなのよ、かな漢モードとの切り替えにAltキーが必要なのはどーなのよ?と正直思いました。当時のかな漢FEPは、ATOKのようにとりあえず入力してから文字種を変換するという発想がなく、入力前にモード(半角英数とか全角カタカナ)とかを確定しておかなければならなかったので異常に使いにくかった記憶があります。
そもそも、UI設計の基本としてモードをできるだけ排除するというのがあったと思います。モードがあると、自分が今どのモードにいるのかを意識しなければならないですし、今いるモードを勘違いして入力し、壊滅的な結果になるリスクが高くなります。viのようなコマンド・モードと入力モードがあるエディタ-の使いにくさは使った人にしかわからないでしょう。特に、初期のUnix(AIX)の標準かな漢変換とviの組み合わせは恐ろしいものがありました(かな漢のモードとviのモードの両方を意識しなければならないため)。
いつからか忘れましたが、最近のIMEの標準キー・バインディングでは、Altキーなしでかな漢モードのトグルができるようになりました。また、「かな」キーを押すと現在のモードにかかわらず、常に全角かなモードになるので楽です。要するに、日本語入れるときは何も考えないでまず「かな」キーを押すくせを付けておけば失敗することがありません。
その一方で、かな漢の切り替えは依然としてトグルなので、日本語モードになってる時に英文をそのまま入力してしまうとミスがたまに発生してしまいます。しょうがないので、かな漢OFFを「無変換」キーにバインドして使っています。標準のキー・バインディングを変更すると他人のマシンを使う時に困ったりしますがしょうがありません。これで、日本語入力の時はまず「かな」押してから入力→後に文字種変更、英語入力の時はまず「無変換」押してから入力ということで、完全にモードレスの入力が可能になりました。
ついでに言っておくと、Wordで挿入キーを無効にする設定をしておくと、誤入力で上書きモードにしてしまうことがなくなり非常に生産性が上がりますね。ツール→ユーザー設定→コマンド(タブ)→キーボード(ボタン)→分類から「すべてのコマンド」を選ぶ→コマンドの欄からOvertypeを選択→削除(ボタン)で無効に出来ます。こうしても、SHIFT+挿入(貼り付け)は生きているので便利です。
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