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2006年9月2日 » |
文化庁所管の公益法人で、ジャズの歌手・演奏家らでつくる「日本音楽家協会」(東京都港区)が、CDの放送使用料など計約1億3200万円、446人分の著作権料を約10年にわたって権利者に分配せず、協会事業費に流用するなど、ずさんに処理していたことが1日、分かった。文化庁は業務改善を指導した。
というニュースなんですが、こういうお金をいったん預かって再分配するという組織はどうしても不透明な事件がおきがちですよね。特に対象がミュージシャンだったりすると、あまり契約・金銭・権利等に詳しくない(あまりそういうのにこだわることを潔しとしない)人が多そうですし。
JASRACもそうですが、こういう著作(隣接)権管理団体の必要性自体には疑いの余地はありません。今後ますます重要性は増してくるでしょう。真に問題なのは、こういう団体のオペレーションの透明性と公平性の確保です。ということで、こういう団体にはSOX法のように、内部統制と監査を義務づけて、代表者が宣誓、違反があったら刑事罰というくらいにしてはどうでしょうかと思ったりします。
あと、もう一つこのニュースでショックだったのは、ジャズ演奏家446人分の著作権料が13年間で1億6600万円ということで、一人年間平均3万円弱という点です。やっぱり、ジャズってマイナーなんですねー(T_T)
日本のIT産業界最大の黒歴史(笑)とも言える「シグマシステム」ですが、池田信夫氏のブログで触れられてました。「今更、シグマについて批判するのも...」と思ったのですが、冒頭のこの部分(太字は栗原による)が聞き捨てならないので、引用することにします。
経済産業省は、「日の丸検索エンジン」について50億円を概算要求することを決めた。これは初年度だけの予算で、総額は300億円といわれる。これについて取材した記者が、経産省の担当者に「過去に第5世代コンピュータやシグマ計画が失敗したことをどう考えているか?」と質問したところ、驚いたことに「知らない」と答えたそうだ。
失敗をいつまでもネチネチ言うのもどうかと思いますが、歴史から学ぶことは必要でしょう。シグマ末期にはネットはそれなりに普及していたと思うのですが、あんまり情報が残ってないんですよね。もう一点、ひっかかったところを引用します(太字は栗原による)、
この種の国策プロジェクトの常として、失敗を想定していないため、exit strategyがなく、最初の2年ぐらいでだめとわかってからも、延々とプロジェクトは続けられ、(中略)今回の日の丸検索エンジンについても、記者が「失敗したらどうするのか?」と質問したところ、経産省の担当者は「失敗は想定していない」と答えたという。歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、2度目は茶番として・・・
興味ある方は是非池田氏のエントリーと関連リンクを読んでみて下さい。
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