栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 栗原潔のテクノロジー時評Ver2

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

« 2006年7月22日

2006年7月23日の投稿

2006年7月25日 »

レピュテーション管理(笑)の一環で「テックバイザージェイピー」をキーワードでいろいろサーチしていたら、CNET読者ブログの野坂洋さんという人のエントリーを見つけました(ご遠慮なくTB貼ってくださいな^^)>野坂さん)。「先日やったサンのWeb 2.0イベントの話の中でも『イベント駆動型アーキテクチャ』について特にひっかかったという内容です。自分はイベント駆動型アーキテクチャについてはだいぶ前からちょこちょことリサーチしていますが、なかなかその意義(意味ではなく)を理解してくれる人が少ないような気がします。

そういえば、ちょっと前に書いたエントリー「IBMもWeb 2.0を語り始めた」の取材の時も、IBMの重要研究テーマのひとつである「イベント・ドリブン・ワールド」の説明で「このテーマはなかなかお客様にわかってもらえないんですよ」とIBM ResearchのVPの人が言ってました。

要は、人がいちいちチェックしに言って処理を進めていくアーキテクチャではなく、RFIDとかRSSとかのように事象が起こると自動的に必要な処理が進むアーキテクチャが進んでいくとどうなっていくかというお話です。イベントが発生したらメールを送るという単純なケースであれば、それほど難しくはないですが、たとえば、「イベントA発生から5分以内にイベントBが発生したらイベントCを起動する」などのように、複数のイベントに時間軸の概念が入るようないわゆるCEP(Complex Event Processing)になると、それをどうモデル化し、表現し、実装していくかにはいろいろと課題があると思います(ゆえに、IBMでも重要研究テーマになっているわけです)

組み込み系システムの開発においても時間軸の概念のモデル化はなかなかすっきりやれないというような話を聞いたことがあります。マクロなレベルでのモデル化はもっと難しいかもしれません。まだ、もやもやっとした部分が多いですが、これからもリサーチを続けていこうと思います。イベント駆動型業務システムのモデル化手法、ミドルウェア、Web 2.0とセンサーの融合みたいな話には結構ビジネスチャンスがあるかもしれません。

栗原 潔

« 2006年7月22日

2006年7月23日の投稿

2006年7月25日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

栗原 潔

栗原 潔

株式会社テックバイザージェイピー(TVJP) 代表取締役 弁理士
IT、知財、翻訳サービスを中心とした新しいタイプのリサーチ会社を目指しています。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
kurikiyo
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ