栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 栗原潔のテクノロジー時評Ver2

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

« 2006年7月19日

2006年7月22日の投稿

2006年7月23日 »

昨日のエントリーの続きとして、仮に著作権と課金上の問題がすべてクリアーされたとしたならば、あるべきネット上の動画サービスとはどんなものなのかを考えてみたいと思います。私の意見としては、

1.今のYouTubeのように動画コンテンツに対してPermalinkでリンク可能、インプレースでの再生も可能
2.さらには、動画の特定箇所にリンクを張ることも可能(この番組の誰それ登場シーンに直接リンク可能)
3.コメント、トラックバックなどのブログ的機能あり
4.プロによる有償コンテンツ、プロモーション目的の無償コンテンツ、ユーザー作成コンテンツが混在
5.タグ(フォークソノミー)やアソシエーションによりロングテールのコンテンツも掘り起こせるようになっている

1.と2.によりブログやSNSとの有機的な統合が可能になります。要するに、動画コンテンツをあたかもブログ・エントリーのように扱えるということです。たとえば、特定タレントの出演シーンだけ集めたリンク集とか、笑える放送事故とかを集めたリンク集とかが可能になります。

4.については意見が分かれるところだと思います。iTMSでも別にユーザー作成の音楽がアップできるわけではないですし。ただ、素人が作った音楽は(ほとんどの場合)つまらないが、素人が作ったビデオはたまにおもしろいことがあるという点で、音楽と動画はちょっと違うのかもと思っています。

5.についてはLast.FMのようなものをイメージしています。

これを次世代YouTubeと呼ぶか次世代Gyaoと呼ぶかは別として、自分的にはキャッチ・フレーズは決まってます: "The network is the HDD recorder"です ^^)

こういう方向性にあるのは日本だとメタキャスト社あたりだと思います(残念ながら著作権上の制約で今はパソコン上にある動画のみ対象ですが)

こういう世界をネットで実現するのは技術的にはもうそんなに難しくない段階に来ていると思います。ただ、既存のテレビ局は猛烈に抵抗するでしょうね。これはまさに「放送が通信に飲み込まれる」パターンの典型だからです。

栗原 潔

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栗原 潔

栗原 潔

株式会社テックバイザージェイピー(TVJP) 代表取締役 弁理士
IT、知財、翻訳サービスを中心とした新しいタイプのリサーチ会社を目指しています。

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